精霊達の愛し子【番外編】

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［レイラside］

《シルバーの部屋》

ｼﾙﾊﾞｰ「僕の願いは…

『親父殿が長生きしてくれますように』」

ｷﾗｷﾗｷﾗ)

ﾃﾞｭｰｽ「え…シルバー先輩のお父さん、どこか体の具合でも悪いんですか？」

ｼﾙﾊﾞｰ「いや、どこも悪くない。ここ数年ベッドの天蓋にぶら下がって腹筋する事を日課にしているくらいだ」

ﾃﾞｭｰｽ「とんでもなく元気ですね！？なのに、なんでそんな願い事を？」

ｼﾙﾊﾞｰ「元気に見えても相当歳は重ねている…はずだ」

「実年齢より若く見えるタイプですもんね〜」

ﾃﾞｭｰｽ「レイラは知ってるのか？」

「私の父親のようなものでもあるもの！よく知っているわ」

デュースは訳が分からないのか不思議そうな顔をする

ｼﾙﾊﾞｰ「レイラ様は実年齢を知ってるのですか？俺が聞いてもはぐらかされるんだ…」

「知っていても教えませんよ。本人からお聞きください(ﾆｺｯ)」

ｼﾙﾊﾞｰ「…ふっ、貴女はそういうお方でしたな…親父殿は、男手ひとつで俺を育ててくれた。今の俺があるのは、あの人のお陰だ。末永く幸せであってほしい…いつも、そう思ってる」

私も赤子の頃に棄てられていた所を妖精達に保護され育てられたからシルバーくんの気持ちはよくわかる
デュースとシルバーくんが親の話で盛り上がってるのを横目に、少し懐かしい気もする故郷を思い浮かべてた

…みんな元気にしてるかなぁ

__デュース編終了

【おまけ】

［ユウside］

ﾕｳ「1日にこんなに集められるなんて凄いよ！(レイラちゃんパワーえげつない)」

デュースだけが声掛けても断る人が多かったけど、レイラちゃんが言うと「…まぁ、キミが言うなら…」ってデレデレした顔で手のひら返しをする人が多かった

ﾃﾞｭｰｽ「…ああ、でもこれでよくわかった」

ｸﾞﾘﾑ「なにがなんだゾ？」

ﾃﾞｭｰｽ「早くしないと取られる。ってな」

そう言ったデュースの顔は真剣で、ワル語録を話してる人と同一人物には思えませんでした(後日談)

その頃のレイラ

(「明日はトレイ先輩のお供しよっと！」)

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