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[レイラside]

《鏡舍》

クルーウェル先生の用事が終わり、トレイ先輩達を探そうとしたがどこにいるか分からずウロウロする

すると

リリア「おや、レイラではないか。何をしておるのじゃ?」

「リリアくん!あのね…」

かくかくしかじか説明すると、「それじゃ、わしの部屋へ来い!トレイ達ならばいずれ来るじゃろう」と言ってくれたのでリリアくんの部屋に向かう
行く途中、ディアソムニア寮の方々がめちゃめちゃ頭を下げてくるのでちょっぴり気まずかった…

《リリアの部屋》

リリア「ほれ、その辺で休め」

「ありがとう!リリアくんのお部屋は初めて久しぶりだなぁ」

リリア「そうじゃったか?まぁ、いつもはマレウスの部屋に行く事が多いからかのう」

そう頭を撫でてくれる手が心地良くて、リリアくんにきゅっと抱き着くと、優しく抱きとめて膝に寝転がされる

リリア「ふふ、安心してよいレイラ。わしはここにおるぞ」

「ん…」

私は昔から五感が鋭い為少しの物音や気配で目覚めてしまう
だから様々な音や気配がするここでは時々リリアくんやマレウス兄様の元でお昼寝をするのだ

今回はそのつもりは無かったけど、リリアくんの匂いに安心して眠くなってきたのがわかったみたい

「リリアくん、いつもありがとう…おやすみなさい」

リリア「…ああ、おやすみ。我らの愛し子」

額にキスをされ、そのまま眠りに落ちた

[リリアside]

鏡舍に行くと、レイラと出会った
この子は昔から妖精族並に五感が鋭く、少しの物音や気配ですら感じ取ってしまう為眠りが浅い

ここでは特に眠りづらいのだろう、時々わしやマレウスを訪ねるようになった
少しの人の気配で起きてしまう子なのに、わしらが傍にいる時なら熟睡し、訪問者が来ても起きない程に安心しきっているこの子が愛おしい

現に今もトレイ達が来たのにわしの膝の上で眠っておる(トレイ達は驚愕で口が閉じてないが)

トレイ「…リリア、それは?」

「ん?レイラじゃよ。鏡舍でお主たちがどこに行ったか分からず迷っていた所を見つけ、わしの部屋で待っていたら寝てしまった…ああ、願いを集めておるのか。わしの願いは…

『人間も妖精も、世界中の種族が仲良く暮らせますように』」

…これは、元はレイラの願い
戦争の絵本を読み聞かせた時に悲しそうな顔で言った言葉

レイラ『同じ星に生まれたのなら、皆仲良くすればいいのに』

それに共感し、毎年同じ事を願う
この子の願いが叶いますように。と

__トレイ編終了

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夢銘刀(初心者) - オリジナルフラグついてますよ (2020年9月15日 7時) (レス) id: 26c3231afd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rey. | 作成日時:2020年9月14日 1時

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