アクアリオン ページ6
「これは…アクリルガラスだな」
「アクリル?」
Aがそう言えば、山本が首を傾げる
「アクリル樹脂で作られている…あれだ、水族館の水槽とかに使われてるやつだよ」
Aがそう説明すれば、みんな納得した様子で頷いた
「ここから入れるみてーだぞ」
リボーンが指さす重厚な扉…それを見たAは、中の構造を察する
(ま、雨だしな…)
山本が扉を開くと同時にAは飛び上がり…綱吉達の真上を通り抜けた
中は予想通り…流れ落ちる水と、砕けた教室らしき空間
Aは水に落ちないよう注意しながら、VARIAの皆の気配を辿る
「これが雨の勝負のための戦闘フィールド…アクアリオン」
「特徴は立体的な構造、そして密閉された空間にとめどなく流れ落ちる大量の水です」
チェルベッロがフィールドの説明をしている隙に、AはVARIAの後に回り込み…そっと混ざる
「なお溜まった水は特殊装置により海水と同じ成分にされ、規定の水位に達した時点で…獰猛な海洋生物が放たれます」
「ええっ!?ドーモーな生物〜〜!?」
「相変わらず…デスマッチかよ」
綱吉の悲鳴を聞きながら、Aはため息をつく
まだ霧と雲戦が残っている以上、9代目の勅命を守らなければ…なんらか支障がでる可能性があるのだが…
「面白そーじゃん♪」
聞こえたのは、ベルの声だった
「うししし、朝起きたらリングゲットしてんの。王子すげー」
「くそっ、あんにゃろ!」
獄寺は怒りを顕にするが、忘れてはいけない…
このベルフェゴール、松葉杖でいけしゃあしゃあと笑っているが…獄寺と同じく絶対安静である
鎮痛剤も大量に使っていて、身体に良いとは言えない状態だ
それでも今日、この試合を見に来たのは…
「XANXUS!!」
恐らく、彼がいるからだろう
「負け犬はかっ消す」
「!!」
XANXUSの言葉で、綱吉達に緊張が走る
「てめーらか…このカスをだ」
「なっ…う゛お゛ぉい!」
XANXUSの言葉に、スクアーロは反応を見せるが…彼は無視して場を去った
「XANXUSの奴、本気だな」
「あんまり勝負前に驚かすなってリボーン」
「ディーノさん!」
突然、綱吉達の元に現れた跳ね馬･ディーノ
「跳ね馬さんも来たんだ…」
Aもその登場に少し驚く
しかし、彼女的にはすんなり綱吉達の元からVARIAに戻ってこれたので…とりあえず一安心だった
「にしても、Aが直接争奪戦を見に来るなんて珍しいじゃん…どういう風の吹き回し?」
ベルが笑いながら…Aの方を見た
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Higuma(プロフ) - 昨日この小説を見つけて一気読みさせてもらいました！！ もう一年以上過ぎてますが、いつか続きが更新されるのを待ってます！とても良いお話だと思います！頑張ってください！ (2019年9月19日 21時) (
レス) id: 72c8bd0285 (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポ隊隊長兼副 いろいろ最高な小説多いよな← - 頑張ってください！応援してます！とても良い作品で続きをたのしみにしてます。 (2018年6月16日 14時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - うんぬんさん» ありがとうございます!!少し用事が立て込んでしまい、更新頻度が下がってしまうかもしれませんが、これからも応援宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年2月12日 0時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます(-人-)これからの展開がまだ少し悩んでいる段階ですが、更新がんばります!!宜しくお願いします!! (2018年2月12日 0時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 切ない…これからどうなるかすごく楽しみです！更新頑張ってください！！ (2018年2月7日 18時) (レス) id: 202bcdc282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2018年1月26日 7時
