焦燥？ ページ48
ベルが慌てた声でそう言えば、マーモンはため息混じりに指をさした
「首にかかってるだろう?完成した嵐のリングが」
マーモンに指摘され、ベルはリングがある事を確認し…嬉しそうに笑った
「…しっしっし……そっかぁ!オレが勝ったのかぁ…やっぱり王子は負けないんだよ!!」
喜んでいるベルだが、傍から見ればヒヤヒヤする戦いであった…
「ふん、勝ったんだから…いいけどね」
だから、マーモンがそう言いたくなるのも良くわかる
「んじゃ、あと一つ勝てば、こっちの勝ちかぁ!」
あと一つと言われて…Aは思わず笑顔になった
「そう…今夜は雨の守護者戦、スクアーロが戦うよ」
マーモンも…そう言って、ベルと笑った
どう足掻いてもスクアーロが負けるはずがない
Aは銀髪を揺らす…誇り高き鮫を想った
その頃スクアーロは、XANXUSの部屋にいた
「よぉ!!ボスゥ!!あんまり機嫌が良くねぇようだなぁ」
「なんか用か」
「別に?今夜は雨の守護者戦…俺の出番だからなぁ。一応あいさつしておくかと思っただけだぁ…いよいよ大詰めだしなぁ」
スクアーロの言葉をXANXUSは軽くあしらう
「ふん…テメェには期待してねぇ」
「んなっ!?なんだと…ちっ、本当にあの頃と変わらねぇなぁお前は」
スクアーロがそう苦笑するが、XANXUSは返答しなかった
「…まぁいい、見てな!!俺が勝って決めてやるよぉ!!」
そう言い残し部屋を去ったスクアーロは…すぐに足を止めた
「あ、もしもし?タケシ君?……そっち行ってもいい?」
(タケシ…?)
Aが電話で誰かと話しをしていて…スクアーロは眉をひそめた
「なぁなぁ、電話の相手って…」
「あぁ、相手の雨の守護者だよ…君と違って仕事熱心だからね、あの子は」
ベルとマーモンが近くで会話をしていたので、意識せず話が耳に入る
「オレ的に、Aが電話で繋がってる方が驚きなんだけど」
「なんか、ナンパで助けて貰ったらしいよ」
「ふーん…Aも隅に置けないじゃん。…スク先輩も、焦った方がいんじゃね?」
ベルは通り過ぎ様に…スクアーロの肩を叩いた
「はっ、焦る?何を焦るってんだぁ…?」
別に、スクアーロとAは恋仲でもない
ただ隣でXANXUSへの忠義を果たす…いい所、好敵手だ
Aが誰とどこで何があっても…別に関係ない
はずなのだが……
「ちっ…XANXUSといいAといい一体なんなんだぁ!?」
スクアーロは頭を振ると、気持ちを切り替える
今日は雨戦…リング争奪戦の大きな節目なのだから
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ユリスタ(プロフ) - うんぬんさん» わぁあああ!!嬉しいコメントありがとうございます!!スクさんのお綺麗な表紙で無事に墓入りしました、ユリスタです!!原作と照らし合わせての更新なのでスピードは遅くなってしまいますが、頑張ります!!応援宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年1月11日 22時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
うんぬん(プロフ) - こんにちは^ ^この小説を読むことが1日の癒しであり楽しみでもある存在です。毎日更新ほんとにありがとうございます！文庫本表紙の美しいスクアーロさん見て頑張ってください！応援してます^ ^^ ^ (2018年1月11日 17時) (レス) id: 6148cb6904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2018年1月2日 15時
