治療〜ランボ〜3 ページ30
「もし本当に何か隠していたとしても、俺が無事ならランボも大丈夫だろう」
「…それもそうっすね」
山本は了平の言葉に頷くと、綱吉の横に立った
「そうと決まれば…あなた達が向かう予定だったという廃病院に行きましょう」
Aがそう言えば、綱吉が少し驚いた顔をする
「な、なんで知ってるんですか?」
「ああ、跳ね馬さんに教えてもらったんです」
「ディーノさん!?」
Aが笑いながら頷けば、獄寺が詰め寄る
「オレはまだテメーを信頼しちゃいねーからな!!何かしたら果たすぞ!!」
「はいはい、やれるもんならお好きにどうぞ」
獄寺を軽くあしらいながら、病院に入り…ランボを一つの布団に寝かせる
「あー…そうだ、彼の看病できる親御さんとかいないの?」
Aは手当てをしながら、心配そうにこちらを見ている守護者達に声をかければ…困った顔をする
「いることにはいるが…カタキだぞ」
「うわぁめんどくせぇ!!」
リボーンの言葉に、Aは嫌な顔をする
「でも、俺の母さん以外…いないもんね。連れてくるよ」
綱吉がそう言って走り出せば…守護者もそれを追いかけて行った
その場に監視するように残ったリボーンに、Aは訊ねる
「…ツナヨシ君の母さん…ってことは家光の嫁か?」
「ああ」
リボーンが静かに頷けば…Aは小さく笑った
「ボンゴレの事、お母さんには黙っていますから…ご安心ください」
Aの言葉で…リボーンは少しだけ張っていた殺気が解ける
「んじゃ、こっちはお前の勅命をVARIAのヤツらに黙ってればいいんだな?」
「あ、助かります…他の守護者にもよく言っておいてもらえませんかね?」
Aがそう懇願すれば、リボーンは病室を出ていく…
恐らく了承してくれただろう
「ランボを頼む…今は訳を言えないんだ…」
綱吉は連れてきた母親…沢田奈々にそう言った
「言えないって…あなた達…?」
「ごめん!!」
「ツナ…」
奈々は困ったように、Aを見る
「…とりあえず、ランボさんを見てもらえますか」
Aは奈々を連れ…ランボのいる病室に向かった
その時、彼女が持っていた紙に書かれた文字が見えた
――だまってツナの力になってやってくれ 父より
なんて適当な…とAは少し奈々が可哀想になる
「詳しくは教えて貰えなかったので分かりませんが…恐らく傘に落雷した後、どこかから転げ落ちたと思われます」
仕事外の面倒はごめんだったが…Aは何も知らない、どこにでも居る医者フリをした…
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ユリスタ(プロフ) - うんぬんさん» わぁあああ!!嬉しいコメントありがとうございます!!スクさんのお綺麗な表紙で無事に墓入りしました、ユリスタです!!原作と照らし合わせての更新なのでスピードは遅くなってしまいますが、頑張ります!!応援宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年1月11日 22時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
うんぬん(プロフ) - こんにちは^ ^この小説を読むことが1日の癒しであり楽しみでもある存在です。毎日更新ほんとにありがとうございます！文庫本表紙の美しいスクアーロさん見て頑張ってください！応援してます^ ^^ ^ (2018年1月11日 17時) (レス) id: 6148cb6904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2018年1月2日 15時
