雨の嫉妬3 ページ18
Aがそうしゃくりあげているを聞いて…スクアーロは焦った…Aを苦しめた要因に、自分がいると気づいたからだ
彼女を心配する気持ちが…逆にAを追い詰めてしまっていたのだ
「お前…ボスに尽くすのは当然として、なぜ俺たちにまで気を使う?」
レヴィの不思議そうな声に、Aが叫ぶよう返事をする
「守護者だからに決まってるだろ!?リング争奪戦にXANXUSさんの全てかかってる!!医者として…少しでも守護者の負担を減らしたいと思うのは当然だろ!?」
「ふん。くだらぬな。そんな暇があるなら、一秒でも長く休んで…ボスの為に働け。…それから」
レヴィはそう言った後…外のスクアーロが聞こえるかどうかの、小さな声で呟く
「お前の頑張りは誰もが認めているはずだ」
その言葉を最後に、扉の取っ手が回ったので…スクアーロは慌ててその場を少し離れる
すると、レヴィは三枚の書類を持ってAの部屋から出くると…スクアーロを見た
「Aはあれで、気を使いすぎる面があるから気をつけろ…全く厄介な女だ」
レヴィはそう言い残し、彼の自室へと戻っていく
そんな中、スクアーロは一人…慣れないと感情に襲われていた
なぜか、無性に悔しいのだ
なにがそんなに悔しいのか分からない…が、腹の底からフツフツと溢れるそれに…押し潰されそうだった
スクアーロは足早に、自室へと戻るとソファに座り込む
「んだぁ?レヴィの奴、Aのエキスパートみたいな顔しやがって…」
スクアーロはそう悪態をつくが、実際レヴィは…Aの仕事を自力で減らしていて
「俺はダメで、レヴィには仕事頼めるってのかぁ」
スクアーロは乱雑に頭をかく
「んだよ…」
その感情が嫉妬だということに、スクアーロはまだ気づいていなかった
その頃、Aは…なんとか他の仕事を終わらせ布団に入っていた
「スクさんと、レヴィさん…」
二人には、今日とっても世話になった
「レヴィさんは埋め合わせして…スクさんにはもう一回ちゃんと謝らないとな」
Aはそう…布団を握りしめた
「スクさんにだけは、心配されたくない」
あの人だけは、負けたくない
あの人とは…対等でありたいのだ
「明日は、雷戦…か」
Aは一旦起き上がり、ルッスーリアの心電図を確認する
「特に…異常なし」
9代目に食事も持って行ったし、書類もレヴィに手伝ってもらい全て終わった
「なんか、ゆっくり寝るの久々すぎて…慣れねぇ」
Aは自嘲気味に笑うと、瞳を閉じた
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ユリスタ(プロフ) - うんぬんさん» わぁあああ!!嬉しいコメントありがとうございます!!スクさんのお綺麗な表紙で無事に墓入りしました、ユリスタです!!原作と照らし合わせての更新なのでスピードは遅くなってしまいますが、頑張ります!!応援宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年1月11日 22時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
うんぬん(プロフ) - こんにちは^ ^この小説を読むことが1日の癒しであり楽しみでもある存在です。毎日更新ほんとにありがとうございます！文庫本表紙の美しいスクアーロさん見て頑張ってください！応援してます^ ^^ ^ (2018年1月11日 17時) (レス) id: 6148cb6904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2018年1月2日 15時
