チェルベッロの存在 ページ2
「今回のリング争奪戦では、我々チェルベッロ機関が審判をつとめます」
桃色の髪をなびかせた、似たような顔立ちの二人は同じく9代目からの死炎印が押された書類を持っていた
「待て、異議ありだ。チェルベッロ機関など聞いたことがないぞ…そんな連中にジャッジを任せられるか」
「異議は認められません。我々は9代目に仕えているのであり、あなたの力の及ぶ存在ではない」
家光をあっさりと切り捨てたチェルベッロ…Aは少しだけ違和感を持つ
門外顧問ですら彼女達の存在を知らないというのか…?
XANXUSさんは、一体どうやって…どういう経緯で彼女達を…
Aは頭を振って…余計な詮索を止めた
何はどうあれ、XANXUSの決めたことだ
その意に背く気はないのだから、考えたところで無意味である
「リング争奪戦の場所は、深夜の並盛中学校。詳しくは追って説明致します」
「それでは明晩11時、並盛中でお待ちしています…さようなら」
言いたいことだけを言い残し、飛び去っていくチェルベッロ
「ちょ、待ってそんなっ…!!」
綱吉は慌てたように声を上げたが、XANXUSは文句どころか言葉すら封じるように…鋭く睨みつける
「うわああ!!」
綱吉の悲鳴を聞きながら、XANXUSや皆は踵を返し…その場を立ち去る
Aもそれに続くが、彼女は一人悩んでいた
(あれ殺さないとか無理じゃねーか?)
本当に、どういうつもりで9代目は彼を選んだんだ…?
というか、このままだとXANXUSさんとの計画に支障がでるんじゃ…
モスカの強さを最低値まで下げ…早々に雲戦をやって終わりにした方が良いのではないか
Aが一人そんな事を考えていると…XANXUSがモスカの横に立ち、口を開いた
「明日は…晴戦をやる」
恐らく、その言葉が聞こえたのはAと…モスカの手に乗っていたマーモンのみ
「ボス…それはとりあえず様子見ってことかい?」
マーモンはすぐに問い返したが、XANXUSはそれに答えずにモスカから離れた
「…Aはどう思う?」
『うーん、どうでしょう…』
Aはモスカの操作を自動に切り替え、外部出力のマイクをつけた…ボリュームは最低なので周りには聞こえていないはずだ
『とりあえず、XANXUSさんに従いましょう…あの人の考えは深くて簡単には読めませんから』
「それもそうだね…ところで、君が言ってたあの件だけど」
あの件…それはAがマーモンに頼んでいた…緊急時、XANXUS達の前でモスカから出る時に隠してもらう幻覚の事だった
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ユリスタ(プロフ) - うんぬんさん» わぁあああ!!嬉しいコメントありがとうございます!!スクさんのお綺麗な表紙で無事に墓入りしました、ユリスタです!!原作と照らし合わせての更新なのでスピードは遅くなってしまいますが、頑張ります!!応援宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年1月11日 22時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
うんぬん(プロフ) - こんにちは^ ^この小説を読むことが1日の癒しであり楽しみでもある存在です。毎日更新ほんとにありがとうございます！文庫本表紙の美しいスクアーロさん見て頑張ってください！応援してます^ ^^ ^ (2018年1月11日 17時) (レス) id: 6148cb6904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2018年1月2日 15時
