喧騒 ページ9
「XANXUSさんが目覚めました」
どこからか帰宅したAが、唐突に放った言葉
それはいかにVARIAの幹部と言えど…動揺を隠せなかった
「は…?何言ってんのA」
「ちなみに、さっき私がボンゴレから強奪して来ました。もうお部屋に居ます」
それがタチの悪い冗談ではないと理解したとたん、レヴィはAの胸ぐらを掴みかかった
「何故…どうやって貴様がいの一番にそれを知ったのだ!!」
「いや、意図した訳ではなくて…。一度XANXUSさんの精神世界に介入したせいか、夢で教えられたというか…」
Aはそこで私にキレられるのはお門違いだと、その手を強く払った
しかし、今度はスクアーロがAに詰め寄る
「なんで黙って…一人ででボンゴレに行く必要があったんだぁ!!」
「そうね…確かに。さすがの私もちょっとムカッと来るわ」
「王子も。ボス助けに行くなら普通、みんなを誘うだろ」
「君、最近少しだけ調子に乗っているんじゃないのかい?」
口々に溢れる文句に…Aはぽそりと低い声で呟く
「あんたらが暴動起こすからに決まってんだろうが」
「ぬ…貴様、それはどういう意味だ」
レヴィが眉間のシワを深くしながら尋ね返せば、Aの声は急に大きくなった
「XANXUSさんが目覚めて!!急いで、誰にもバレないように連れて帰らなきゃならなかったんだ!!!それなのに、今だってそうだ…クソくっだらねぇ事で愚痴愚痴よぉ!!」
Aはスクアーロとレヴィを交互に指さして叫ぶ
そんな唐突の豹変にレヴィは一瞬だけ気圧されたが、スクアーロは怯まない
「てめぇが独断で判断していいような問題じゃねぇだろうがぁ!!」
「早急にボンゴレの目を掻い潜って、あの人を連れて来る必要があったんだ!!ろくに本部に入れねぇあんたらがこなせるのかよ!!」
Aとスクアーロのやり取りは少しずつヒートアップしていた
今にも殺し合いを始めてしまいそうな二人に、マーモンは小さくため息を吐いた
そして、視界に入った者に…言葉を失う
「ぼ、ボス…」
レヴィが震える声でそう呼んだ時、ベルとルッスもその存在に気がつく
「カスザメ…カスアマ…」
「「！？」」
低い声に、Aとスクアーロは同時に振り返れば…眼前には枕
「…ったぁ!」「ぐおっ!」
スパァンと柔らかい枕とは思えないような衝突音に、二人は悲痛な声を上げる
「るせぇ」
どうやらXANXUSは疲れて休んでいたようで…喧騒に腹立っていたようだ
「…久々に会ってそれかぁクソボス」
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
