守護者集結 ページ49
「さすがに…伊達に長く一緒にいねぇな…A」
「そう言ってもらえると…嬉しいです」
スクアーロはAの前まで歩み寄る
やはり、スクアーロにとって良き理解者という面ではAの右に出る者はいなかった
Aのおかげでスクアーロは、先程まで溜まっていた鬱憤も薄れ…鈍っていた体も少し温まっている
「どちらにせよ、ゲームは決行する予定だったんです…さっさと終らせましょう」
Aはそう笑った…沼の底のように暗く憂鬱な瞳と、嘲るような冷徹な顔で
Aのその影がどこか己の主と重なるようで
でも、それは真逆と言っていい程に対象的な気もして
そんな彼女がスクアーロはウザったらしく、割と使えるが、心配の種でもあり、そして…愛しくて
スクアーロは自分の奥に眠る気持ちに、少しだけ素直になろうと思った
「俺は…テメェとなら一緒に、XANXUSへの忠義の道を歩んでも…悪くねぇと思ってる」
スクアーロの言葉に、Aは目を見開く
あの傲慢で凶暴な鮫のような男が…自らの意志と言葉で、Aを実質認めてくれたのだ
「…スクさんにそんなこと言われたら、ちょっと自惚れちゃいます」
「う゛お゛ぉ゛い…使えなくなったらすぐに捨てるぞぉ?」
「分かってますよ、そんな事」
Aが真剣に頷けば、スクアーロは嬉しそうに笑った
「うししっ…イチャついてるとこ悪いんだけど、ボスがお呼びだぜ二人とも」
突然現れた第三者は、ベルだった
「イチャついてなんていませんよっ!!」
「どーだか。つーかそんなことより、ボスが守護者全員集めろってAに伝えとけってさ」
ベルはAの抗議を意に止めず、そう言って…その場を離れてしまった
Aは諦めたように息を吐き、スクアーロと別れ守護者となった幹部を全員一つの部屋に集める
なおモスカは…とりあえず、炎を電池のように蓄積させるバッテリーを搭載した完全自動AIで動かしておく事にした
バッテリーは使い捨てな上に中々作れないので、無人運転など普段はできない
全てはAがモスカに乗っていると幹部達に悟られないようにするカモフラージュの為であった
「そろいました、XANXUSさん。晴･雨･嵐･雷･霧･雲…ハーフボンゴレリングを持つ6人の守護者が」
「うるせぇよ」
Aの言葉にXANXUSがそう呟いた
「行きましょうか、皆さん」
Aがそう言えば、幹部達は全員黙って頷き、XANXUSに続いた
リング争奪戦はもう目前であった…
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
