計画の確認 ページ44
Aはモスカの整備をしながら、これからの“やること”を考えていた
まず、XANXUSからの命令を確認する
リング争奪戦…それはXANXUSが持ち出した厄介な遊びだ
XANXUSは“揺りかご”の一件により、その信頼は地に落ちている
それを復活させるため、少しだけ手の込んだやり方で日本の候補者･沢田綱吉達を利用する…それが目的だ
手の込んだやり方というのは、9代目を沢田綱吉達に殺させること…そしてXANXUSが仇討ちをして、ボンゴレ上層部の信頼を勝ち得ることだ
それを遂行するにあたり重要なのが、Aが作ったモスカと…チェルベッロだ
このチェルベッロというのは…XANXUSが突然連れてきた謎の組織である
まぁ、ここはXANXUSに任せておくとして…Aはモスカを何とかする必要がある
死ぬ気の炎を原動力とするモスカに9代目を乗せ…それを破壊させたいのだが、モスカはその名の通りいささか
ヴェルデとも協力し、モスカの消費炎力を抑える工夫をしなくてはならない
ちなみに、XANXUSのこの作戦を知っているのはA含めスクアーロとマーモンだけだ
更にここからはXANXUSも知らない大仕事がAにはあった
リング争奪戦で、誰一人殺してはならないという鬼畜極まりない命令
VARIAの皆が負けるなど、天地がひっくり返っても有り得ない
しかし、9代目があそこまで信頼しているとなると…怪我を負わされる可能性はゼロじゃなかった
身内でも手一杯なその状況で、敵である(確実に瀕死レベルの怪我を負わされるであろう)沢田綱吉達まで保護しなくてはならないのだ
まぁ、9代目の任務など放棄してもいいのだが…
リング争奪戦の仕様からしても、沢田綱吉達の士気をギリギリまで下げないためにも…死傷者を出さないというのは悪くない考えだった
9代目が死炎印を押してくれるなら、喜んで請け負うべきだった
「スクさんはジャッポーネへ門外顧問を追う任務か…アイツらの邪魔が入って計画がおじゃんなんて面白くねぇしな」
Aはモスカの内部配線の数を減らすように組み換える
「XANXUSさんが好きじゃなかったらぜってぇ逃げ出すレベルの仕事量だな…そう思わねぇか?兄弟」
「グォン…」
モスカは返事をするように鳴った
自動AIプログラムだが、ヴェルデが組んでくれた完璧なもの…主人にも忠実だ
電源を切らない限り…炎を切らさない限り…手動操作に切り替えない限り…
ゴーラ･モスカは生きていると言って過言ではないのだ…
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
