帰宅？帰郷？ ページ36
「嫌だ!嫌だぞ!!ぜってぇ帰らねぇ!!」
「てめぇに拒否権はねぇーぞぉ!!XANXUSから庇ってやったんだ、貸しは返せぇ!!」
「なんて恩着せがましいんだあんた!!」
Aはスクアーロの胸を(鎖骨を狙って)強く殴りつけれるが、びくともしない
「嫌だぁ!!XANXUSさんに遭遇したくねぇよぉ!!気まずい、気まず過ぎるってぇ…!!」
「大丈夫だぁ、ボスさんはああ見えて器が広いからな…済んだ話は蒸し返したりしねぇぞぉ」
Aが泣き落としの勢いで懇願するが、スクアーロは容赦なくアジトへ足を進めた
今日ほどラボの場所を国外に移動したいと思ったことはない…
それはもう、あっという間にVARIAのアジトまで戻って来てしまったのだ
そこからは早かった
「ム、おかえり」
「ちょっ、ねーちゃんの服ドロドロで酷ぇ!!代えの服出してきてやるよ」
「風呂を沸かしておいてやる、さっさと準備して入るのだな」
「じゃあ私はその間になにか美味しいもの作っておくわぁ」
流れる様にAは普段の生活に引き戻されてた
そしてされるがままにルッスーリアの美味しいご飯を食べ、布団に放り込まれる
さすがに疲労がピークに達し、Aは気絶するように眠った
そして体感的には一瞬で…Aは目が覚める
時計を確認すると、6時間も眠っていて…辺りは既に薄暗くなっていた
「そういえば、XANXUS…」
慌ただしく幹部の皆に世話をされていたが、Aは一度も彼と遭遇していない
偶然か、周りが気を使ってくれたか…それとも、XANXUSが気づかってくれたのだろうか?
XANXUSに限ってそれはないか…とAは自嘲した
廊下を通って外に出ると、誰かに遭遇しそうだったので…Aはそのまま自室の窓から部屋を出る
静かに地に着地して、気配を消しながら正門に向かった
「もう行くのかぁ?」
「うぉっ!」
Aは突然後ろから声をかけられ、飛び上がった
「け、気配消して話しかけるなよスクアーロ!びっくりするだろ!?」
「気配消して逃げようとしてるてめぇよりマシだろぉ」
スクアーロの言葉は最もで、Aは言い返せなくなる
「…この休暇で、かなり予定が狂ってしまいました。一秒でも早くラボに戻らないと間に合わなくなってしまうので」
「そうか、頑張れよぉ」
スクアーロはそう踵を返し、去っていく
その背中を見ていたら、少しだけ…少ーしだけ寂しくなったA
殺気を込めて、殴りかかるように…
Aはスクアーロを背後から抱きしめた
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
