社畜 ページ35
XANXUSがラボから去った後、Aは全力疾走のスクアーロに誘拐されていた
「離せ!!!」
「うるせぇぞぉカスがぁ!!」
しかも、Aが小っ恥ずかしくなるような…俗に言う“お姫様抱っこ”で、だ…
「私をラボに戻しやがれ!!」
「あんまり喋ると舌噛むぞぉ」
スクアーロの走るスピードは、Aの目が回るほど早く…炎に意識を集中できないレベルのため、凍らせることもできなかった
されるがままスクアーロに連れ去られていると、彼は突然足を止める
スピードの反作用で髪の毛がフワリと舞い、そこから覗く鋭い眼が…Aの目を奪った
「…なに見てんだぁ?」
「いや、綺麗だなと…思ってよ」
「あ゛ぁ゛!?」
Aの言葉に、スクアーロは目を見開いた
「て、てめ…!!男に向かってキレイだぁ!?ナメてんのかぁあ!!」
今にも抱えているAを叩き落とし、剣を振り上げる勢いで声を荒らげたスクアーロ
しかし、そんなスクアーロの言葉に…Aは即答する
「スクアーロはカッコよくてキレイだよ」
「う゛お゛…ぉ゛い……」
さっきまで反抗的だったAが急に大人しくなったので、スクアーロも困ったような声をあげた
「それで、私をラボから連れ出した理由は?」
「てめぇがXANXUSに手あげるほど憔悴しきってたからに決まってんだろぉ!!!」
Aは触れられたくない事を突かれ、嫌な顔をした
「あれは…あんたの声が煩かったから悪いんだ…」
そうそっぽを向きつつ、スクアーロの腕から飛び降りたA…なお着地に失敗して膝から落ちている
「ハッ…敬語もろくに繕えねぇのによく言い訳できたもんだなぁ!」
「…ぐっ……申し訳ありませんでしたっ!!」
苛立ちを隠さず怒鳴ったAは…、自分を落ち着かせるよう静かに息を吐いた
「寝る暇なくて…」
「いつからだぁ」
スクアーロから当然の質問をされ…Aは言いにくそうに口を開く
「マレ･ディアボラ島からラボに着いて…そこから」
「１週間丸々かぁ!!?」
驚くスクアーロに、Aはコクンと頷いた
…さすがのスクアーロも、Aのあまりの社畜っぷりに引いていた
「そんなに寝てねぇなら、メシも…」
「タベテナイヨ」
怒られる前提で棒読みすれば、スクアーロは真顔になった
「帰るぞぉ…」
「…は?どこへ」
Aが眉間にシワを寄せると、スクアーロはカッと目を見開いた
「アジトに決まってんだろうがぁ!!!」
スクアーロの発言にAは驚いて後ずさった
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
