何も変わらない3 ページ14
そんなXANXUSに、Aは吹き出した
「スクアーロさんも、髪こそ伸びたけど何にも変わっちゃいない…XANXUSさんの事しか考えちゃいねぇんだ。レヴィさんだってずっとあんたの為に技を磨いてきた」
タイミングが合わないのか…何故か現れない可哀想なレヴィの話もAは挟んだ
そこもレヴィらしいと言えばらしいのだが…後で嫉妬の対象間違いなしだな、とAは笑う
「とにかく、XANXUSさんを信じていてよかった…辛かった8年間なんて、吹っ飛びましたよ。さすがボスです」
「当たり前の事抜かすんじゃねぇ」
XANXUSのどんな対応も、反応してくれればAは嬉しくて仕方なかった
そんなAに、マーモンはちゃちゃを入れる
「レヴィやスクアーロだけじゃないよ。Aだって結構無茶をしたじゃないか」
「しししっ、Aってスクアーロに引けを取らないレベルで無茶するよな…。一回葬式やってるし」
Aがムッとしたように殺気を向ければ、ベルはわざとらしく体を仰け反らせた
「おー怖っ。死神に寝首欠かれないように気を付けねぇとな」
「下り階段にもお気をつけを…王子様?」
「ちょっと、階段を凍らせとくのは止めてよ…レヴィ辺りが引っかかったらやっかいだろう」
マーモンがベルとAに口を挟んで、また薬塗りを再開する…言い争いのタネが真っ先に逃げた
XANXUSは不覚にも、よかったと思ってしまった
使える駒がちゃんと生きていて…変わらず手元に残っていて
始める復讐に…すぐに実行できるだけの力が、XANXUSは少数だかしっかりと手に残っていた
多少は使えるカス共だという事はXANXUSが一番よく知っている
それが建前かどうかは誰にも…本人にも分からない
でも少しだけ…本当に少しだけよかったとXANXUSは思ったのだ
一週間後の作戦…それがXANXUSにとって最後の見極めだった
しっかりと自分についてこられるかどうかの…
後にリング争奪戦と呼ばれる内乱の、その前哨戦
��-炎…
それは静かに音もなく…始まろうとしていた
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ユリスタ(プロフ) - ゆっくりノワールさん» なるべく鬼畜にしないよう心がけたんですが、無理でした←ありがとうございます、更新頑張ります!! (2017年12月31日 1時) (
レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール(プロフ) - わー………９代目ってこんな鬼畜でしたっけ((更新頑張ってください (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - イヴさん» ありがとうございます！原作と照らし合わせながらの更新なので、少し遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2017年12月29日 19時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 面白いです！続き期待しております！ (2017年12月29日 8時) (レス) id: 2af4348fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリスタ(プロフ) - フ瑠ランさん» ありがとうございます!!フ瑠ランさんの作品にもお邪魔させて頂きますね! (2017年12月12日 18時) (レス) id: 6a14379c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリスタ | 作成日時：2017年12月12日 9時
