にゃんが二十三匹 ページ23
「ただいまー…」
「おかえりなさいっ、Aさん、荷物持ちま＿＿＿Aさん？」
千寿郎くんに声をかけられてハッとする。
「あぁー！ちょっと、今日は仕事でやらかしちゃって〜あはは！」
「大丈夫ですか？……熱とか、でしょうか」
ヒヤリと額に千寿郎くんの手が当たり、少し驚く。
でも、なんか少し安心感が生まれて。
「心配してくれてありがとう。千寿郎くん」
少し頭を千寿郎くんの肩に置いた。
松尾の話は一回考えてくれと言われて別れた。
別に松尾のことは嫌いじゃない。むしろ同期でよく遊びに行ったりもしていたから好きだ。
だけどそこに恋愛感情があるか、と言われたら困ってしまう。
困った。
断るのが怖い。
それか、もう、このまま付き合ってしまおうか＿＿＿＿＿
でも＿＿
「Aさん、今日も一日お疲れ様です」
優しく頭を撫でられて、顔を上げると、眉を下げて「ん？」と首を傾げる千寿郎くん。
「うん＿＿＿＿千寿郎くんは癒しだなぁ…」
断ろう。明日、ちゃんと断ろう。
そう決めるとふわりと心が軽くなった。
「A、どうした！疲れたか！どれ、俺が運ぼう！！」
「いや！杏寿郎さんっ！歩けます！さっ、今日の夜ご飯は何かな〜！」
「Aさん、手を洗って来てくださいね」
「あ、はーい！」
手を洗って、椅子に座る。
「今日はコロッケなの〜！！？美味しそう〜！！」
「Aさんの大好きな牛肉コロッケですよ」
「こっちはカニクリームコロッケだ！！」
私は目を輝かせながら箸を取る。
「いただきまーす！！」
「いただきます」
「いただきます！！」
みんなで楽しく食べる夕食。
やっぱりこの時間が一番幸せ。
いつかお別れが来る事は分かっている。
だけど、今はこの時間を大切にしたい。
＊＊＊
翌日
「え、えぇ！！？」
「頼む！！明日、浅妻、休日だろう！！デートしてくれ！！それでもダメだったらちゃんと諦める！！頼む！！」
休日は杏寿郎さん達と過ごす日なのだが＿＿＿＿
でも＿＿＿＿松尾とは長い付き合いだ。これを断って気まずくなるのは嫌なんだよね。
「わかった。明日、何処に何時集合なのかメールで送って欲しい」
「本当か！！？ありがとう！！送るから！！」
松尾は嬉しそうに行ってしまった。
明日のこと杏寿郎さん達になんて説明しようか。
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丸(プロフ) - グミさん» わぁぁ！！グミさま〜！！お優しいコメントをありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡グミさまの心を少しでもホワホワさせることができたのなら幸いです！こちらこそ長い間お付き合い下さりありがとうございました！<(_ _*)> (1月30日 11時) (
レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - 途中まで読んでいて、でも忙しくて全然読めてなかったのですが、ちらっと除くと完結、と出ていたので一気読みしてしまいました！2人と別れる時、涙が溢れてきました。でも！再会できて良かったです！！しあわせになって、良かった…！コメント失礼しましたm(*_ _)m (1月30日 6時) (レス) @page50 id: 9cb77040e4 (このIDを非表示/違反報告)
丸(プロフ) - maxiahさん» お久しぶりです！maxiah様！(*´∇｀)心が浄化されましたか！それは光栄の極みです！！長い間おやすみしていたのにも関わらずお優しいお言葉胸にしみます(*/-＼*)素敵なコメントをありがとうございました！m(_ _)m (2022年4月7日 17時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
maxiah(プロフ) - お久しぶりに拝見させていただきました。はぁ心が浄化されます。好きです。 (2022年4月6日 22時) (レス) @page37 id: f2fb6597c0 (このIDを非表示/違反報告)
龝(プロフ) - 墨染さん» わぁぁ！墨染さまっ！こんばんは！こちらこそ、墨染さまとお話する時は安らぎの一時です！いつもありがとうございますm(_ _)mこれからも、墨染さまを幸せにできるようなお話作りを頑張ります…！（*´▽｀*） (2021年7月6日 22時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
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