無惨様のお兄様は楽しい事に目がない()【鬼滅の刃】

鬼が8匹 ページ10

__不幸とは前触れなく訪れるものである ___.


産屋敷耀哉の鎹烏が慌てた様子で窓際に止まり

" ある報告をした "


その報告を聞いて常に冷静な産屋敷ですら動揺の色を隠せないでいる


耀哉「 もう一度、お願いできるかい 」



鎹烏に問いかける声は心做しか震えていた




《 心柱 A、下限の鬼と対峙中 乙の隊士を庇い重症、出血多量の為、再生追いつかず意識が朦朧としている状態、救援頼む 》





耀哉「 柱を向かわせる 」







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動揺しているのは柱達も同じだった

程なくして柱たちは各々の状況下でAの重症を聞いた



実弥「な…ん…だと……？？」



鬼と対峙中に鎹烏からAの重症を聞かされた不死川は目にも止まらぬ速さでカタをつけると産屋敷邸へと向おうとする
そんな彼を鎹烏が必死に引き止めた



《 オヤカタサマ ヨリ、サネミハ、キチントニンムヲオワラセテカラクルヨウニトノゴツウコク！》


不死川は拳を握りしめる

お館様は彼の全てが分かっているのだろう。
実弥が任務を投げ出してでも駆けつけることを、

自分がAの救援に向かうと言い出すことが目に見える様に分かっていたのだ


お館様に言われた手前、
任務を無事に遂行し報告しなければAの所には行けないだろう




それならばと、ある柱の元に鎹烏を向かわせた





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