五条先生の弟は呪詛師さん【男主】【呪術廻戦】 (ページ11)

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記憶ページ11

Aside

やっぱり、あの時俺”殺されたんだな”

…確か

1年前__

『傑兄さん』

傑「どうした」

『俺を”百鬼夜行”で殺してくれ。お前の手で…俺を』

傑「なんでかな？」

『俺は、呪霊になりたい。もっと…もっと強くなりたい。あのクソ野郎に勝つ為に。だから俺を殺してくれ』

傑「わかったよ」

『…感謝する』ﾆｺ

傑「でも、それで悟に勝てると思うのか」

『わからない。でも、それで強くなれるのなら俺は、人間じゃなくていい』

傑「そうか。なら、お望み通りにしてあげる」

『ありがとう』

__________

12月24日、百鬼夜行当日

『じゃあ、頼む。傑兄さん』

傑「わかったよ」

『ふっ…』ﾆｺ

ザシュッッ！！

__________1時間後

傑「成功だね」

『うん…ありがとう』

傑「特に変わったことはツノが生えたことと、牙が生えたことだけかな。あと、瞳孔が鋭くなった」

『そうなのか』

傑「これで、Aは完璧な呪霊だ」

『…ありがとう』

傑「じゃあ、私は、高専の方に向かうね」

『ｸｸｸｸ。わかった』

__________

って、呪霊になった気がする

『そう考えたら酷いなぁ』

真「なにが？」

『いや。俺が呪霊になった時の話だから気にしなくていい』

真「逆に気になるよ」

『そうか。俺は、夏油に呪霊にしてくれって頼んで殺された』

真「それだけで呪霊になれるなんて人間ですごいんだね」

『少し違うぞ。俺は、もっと強くなりたい、あいつを殺したいと思いながら死んだからな。それで、呪霊になれたんだよ』

真「そういうことか」

『うん。そういうことだ』

真「なんか面白いや」

『どこがだ。一様死ぬんだぞ』

真「やっぱ嫌だね」

『なんだよ。マジで』

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