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銀時視点
銀時「……此処か」
《銀時……聞こえるか…?》
銀時「あぁ。聞こえてるぞ、A」
A《その先の路地に入ってくれ。そこの真ん中あたりにある土管から、天導衆の研究室に侵入できる》
銀時「りょーかい。行くぞ」
桂「あぁ」
ガタッ
テクテク
入り組んでんな
A《そこだ。そこに入ってくれ》
銀時「おい。A…一ついいか…?」
A《?どうした》
銀時「なんか、V字前髪見えない?」
A《見えるのは仕方がないだろ。私は、屯所に帰っているのだからな》
銀時「嘘……」
土方《嘘じゃねぇよ。あと、誰がV字前髪だ》
銀時「いやぁ〜多串くんだったか。気が付かなかったよ」
土方《誰が多串くんだ!!》
A《土方!》
土方《悪ぃ》
A《全く…。銀時、そのはしごを登ってくれ》
銀時「あぁ」
桂「にしても、Aが屯所に帰っているとはな」
A《仕方ないだろ。戻ってこいと近藤に言われたんだ》
桂「まぁ。それもAらしい」
土方《まさか、Aがあの狂乱の舞姫だとはな》
A《これは本体ではないからな。逮捕しても意味ないぞ》
土方《んなもんわかってるわ》
銀時「お前ら、いい加減にしろ」
土方《チッ》
A《あ…。銀時、そこだ》
銀時「ここか」
ガタッ
暗いな…
A《そこをまっすぐ進んでくれ》
銀時「わかった」
テクテク
この先に…
Aの身体が…
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作者名:箔月 x他1人 | 作成日時:2021年8月5日 22時