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貴方視点
「真一郎君。お久しぶりです。元気にしてましたか？」
…今日、初めて来たな
真一郎君の墓参り
「俺が、年少に入ってる間に…なんで死んじゃうんですか…。俺…シンイチロー君に……」
もう伝えれないけど…
「懐かしいですね。俺らがエマと初めて会った時」
_____
「エイ！エイ！」
師範である万作さんが、よく稽古してくれた
万作「よーし、そこまで‼︎」
真一郎「圭介ぇ、A。お前らガキのくせに体幹ぶれねぇな」
場地「真一郎君‼︎」
「シンイチロー君‼︎」
ｷﾞｭｯ
真一郎「バカ、デケェ声出すな。あと、足に引っ付くな」
万作「真一郎‼︎」
ﾃｸﾃｸ
万作「ったく、アイツは悪さばっかして、全然道場に顔を出さん。圭介、A、お前達はああなるなよ‼︎」
場地「おっ、押忍」
「押忍！」
万作「AもAじゃぞ。真一郎のようにはなってはいかんぞ」
「でも、シンイチロー君、毎日遊んでくれるよ？」
万作「真一郎‼︎」
ﾀﾞﾀﾞﾝｯ
ﾀﾞﾝｯ
ﾀｯ
ﾀﾞﾝｯ
ﾄﾝｯ
佐野「ほっ」
場地「先生…なんで万次郎は、ろくに練習してねぇのに、あんなスゲェの？」
「確かに。万次郎って何かと真一郎君に似てるのにね」
万作「あれは天才」
場地「えー⁉︎ずりぃよ、なんだソレ⁉︎」
「ずるいよ！師範‼︎」
万作「なぜなら、ワシの孫だから」
場地「オイ、佐野‼︎ちょっと相手しろよ‼︎」
佐野「え？やだよ。汗かきたくねぇもん」
場地「じゃあ、なんで道場来たんだよ」
佐野「俺の凄さ見せつけて、目立ちたいから」
場地「なんちゅー性格してんだ、コイツ」
「圭介、なんでそんな言葉は知ってんの？馬鹿なのに」
場地「馬鹿じゃねぇ‼︎ところで、ずっといるあの子誰？」
佐野「エマ。妹」
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作者名：箔月 | 作成日時：2022年1月26日 23時
