日ノ神【鬼滅の刃】

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貴方視点

産屋敷邸…

「お館様、遅くなってしまい申し訳ありません」

産屋敷「謝らなくていいよ、A。君が忙しいのは私もわかっているのだから」

「……」

産屋敷「急に呼び出して悪かったね」

「！いえ、お館様の謝ることでは」

産屋敷「君は昔からそういう子だね」

「そう…でしょうか……」

産屋敷「君は昔から顔に感情が出ないね。私はそれが心配だ」

「……鬼から人を守れるのなら、私は必要ないと思っております」

産屋敷「そんな事言わないでおくれ」

「……申し訳ありません」

あぁ…

お館様はやはりお優しい

実の父のような

ひだまりのある御方だ

産屋敷「話が逸れてしまったね」

「いえ」

産屋敷「鬼舞辻の情報は集まっているかい？」

「申し訳ありません。竈門隊士の情報を元に調査いたしましたが、人の匂いが強すぎ、追跡が出来ませんでした」

産屋敷「そうか……」

「お館様」

産屋敷「なんだい？」

「鬼舞辻は、一体何者なのでしょうか」

産屋敷「わからない。だが、鬼舞辻を倒さなければ多くの子供達が危ない目に合う。だから君がいるんだ、A」

「はい」

産屋敷「君はもう途絶えていたかに思えた始まりの呼吸の剣士の子孫。その体の中には無一郎と同じ剣士の血が流れている。失われた呼吸の使い手、それが君だ」

「はい。私の運命はお館様に出会った時に決まっておりました。鬼舞辻無惨を滅すること。それが、継国家最後の生き残りである、私しかいないのです」

一族の始めた物語

私が終止符を打たねばならない

それが…

私の……

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