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貴方視点
高専裏…
「先輩、引率役って誰なんですか？」
猪野君とかかな？
五条「Aも知ってる人だよ」
「え？私の知ってる人ですか？」
じゃあ…やっぱり……
そう思い裏口の扉を開けると見知った金髪が視界に写り込んだ
視界に入った瞬間に嬉しくて走り出し
相手へと駆け寄る
「健人！」
彼の名前を呼び
飛びつく
七海「お久しぶりですね、Aさん」
飛びついても彼は私のことをちゃんと支えてはくれるのだ
「久しぶり！元気にしてた？」
七海「えぇ。それなりには」
「そっか」
最後に会ったのが去年のクリスマス後だったからな…
嬉しいや
五条「ん〜！七海！そこ変わって!!!」
七海「嫌です」
虎杖「あの…先生方……この人は？」
五条「あ、忘れてたや」
私は健人からそっと離れ彼の横へと移る
すると五条先輩が健人と"一方的に"肩を組んだ
五条「脱サラ呪術師の七海君でーす」
七海「その言い方やめてください」
「はぁ…」
五条「呪術師って変な奴多いけど、コイツは会社勤めてただけあってしっかりしてんだよね」
七海「他の方もアナタには言われたくないでしょうね」
「うんうん」
虎杖「脱サラ…。なんで初めから呪術師にならなかったんスか？」
と…悠仁が健人に聞いた
「……」
七海「まずは挨拶でしょう。初めまして、虎杖君」
虎杖「あ、ハイ、ハジメマシテ」
七海「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです。そして、一般企業で働き気づいたことは、労働はクソということです」
また始まったや…
虎杖「そうなの？」
七海「同じクソなら、より適正のある方を。出戻った理由なんてそんなもんです」
そんなもんで済ますのが大分すごい気がするのは私だけだろうか……
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作者名：箔月 | 作成日時：2023年7月17日 17時
