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身体が沈んでゆく。
息も出来ない。
でも、不思議と苦しくはなかった。
心地がいい。
暖かい光が挿す。
このままもう少し、
沈んでいきたい━━━━。
・
・
ﾋﾟｯﾋﾟｯと、機械音だけが鳴る無機質な部屋。
Aはまだ起きない。
この審神者の刀が事件を起こしてから早数ヶ月。
処分は、保留にしてもらっている。
本来であれば解体をしなければならない。
だが、そんなことをすればこいつはきっと悲しむ。
それにもう、再生が出来なくなってしまう気がした。
それは、あいつらは望んでないし、そんなことになれば、政府に乗り込んできそうだ。
「..何時まで寝てるんだよ...。」
俺の一人言は虚しく部屋に吸い込まれていった。
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作者名：雪姫 | 作成日時：2022年5月23日 22時
