【⊂R】押してダメ？ならもっと押せ【drm】 (ページ18)

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□触れていたいページ18

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ
　

『…………』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

『……………寝てるのか…』

インターホンをもう一度押そうと思ってやめた。
時刻は午後16時過ぎ、二回もインターホンを鳴らしても出てこないからきっと寝てるんだろう。

お昼に餃子を作ってみたら楽しくなって自分だけじゃ食べきれない量になってしまったから、
だるちゃんへお裾分けしに来たんだけど寝てるなら仕方ない……めいちゃんの所にでも持って行っちゃおうか、

なんて思いながらだるちゃん宅を後にしようと思った時

ｶﾞﾁｬｯ

「んぁ…はぃぃ………ぁA……？？？」

目を擦りながら寝癖を付けただるちゃんが出てきた。
しかもいかにも起こされましたって感じの。

『寝てたんだね。あのね餃子作りすぎたからいらないかなって思って』

「マジぃ？食う食う〜ありがとうなぁ〜」

『ん。お休みのところごめんね…わっ…！』

「…………まだ帰らんでや」

だるちゃんに餃子の入った袋を渡してドアを閉めようとした時不意に腕を引っ張られ、
よろめいた私はそのままだるちゃんの胸元へとダイブしてしまった。

そして顔を上げるとふにっとキスをされて「夜ご飯一緒に食べようや」と言われた。

また…！またキスされた…！！！

「んははっ…顔真っ赤やん。可愛いな」

『だ、だるちゃんが急にキスしてくるから…！』

「だって会うの久々やん…寂しかった〜！」

『寂しいって……配信一緒にしてるじゃん？』

「配信"は"な。俺は会ってこうやって触れたかったんよ」

そう言ってとても嬉しそうに笑うだるちゃんにドキッとしてしまった私はそれを誤魔化すように
餃子！作っちゃうねと言って話題を無理矢理変えた。

それが面白かったのか今度はニヤニヤ笑いながらじゃあ着いてきてなぁ〜！と言いながら私の手を引いてリビングへと向かった。