【ツイステ】擬態することで認識されたくない系男子やってます

馬の耳に念仏 ページ5

今俺は教室に向かっているところ
フロくんは寝坊。

俺3度起こしたかんね？
仏の顔も三度までだよ。

廊下を歩き角を曲がろうとすると、
人が見えた。

背が低く、1番関わっては行けない人ランキングナンバーワン(自分の中で)の…

リリア・ヴァンルージュ……先輩…

彼には俺の保護色は効かない。

前それで素通りしたところ、コソコソやってなにをしておるんじゃ？
と言われバレてしまった。

ここは擬態で…
誰がいいかな…？

少なくともディアソムニアじゃだめ。

軽音部もダメ。

ここは…


リドくんで行くか…




『私は存在しません(ミミチズム・ミー)』



よし、擬態成功！

赤い髪にきちっとした服装…

『あー、あー』

声もバッチリ


レッツゴー！！


ﾘﾘｱ「シルバーはおるかー？」

シルくんを探していたのか。

もう大丈夫…過ぎたから！


ﾘﾄﾞﾙ「ぼ、僕がいる。

誰だお前！？僕に化けるなんて！


まさか…ミミッカかい？」

『げっ』

うわやっちゃった。

偶然リドくんが目の前に現れた。

ﾘﾘｱ「ん？お主は前会った透明人間じゃないか」

透明人間て

『り、リリ先輩…』

仕方なくユニーク魔法を解いた。

ﾘﾘｱ「何故わしの前ではいつもコソコソするんじゃ？」

いや顔近っ
だからこの人苦手なんだよ…

『だって…俺見つからないように生きてるのにリリ先輩いつも俺を見つけるじゃん。

擬態ならいけると思ったのに！！』

バッとリドくんに振り返る

ﾘﾄﾞﾙ「いや僕を見ないでくれ」
と呆れた目をしていた。

ﾘﾘｱ「なるほど。それは悪いことをしたな。

安心せい。次からは気おつけるぞ。」

いや気をつけるっていっても見えてんじゃん。
見つかってんじゃん。

見つからないように生きてる意味ないじゃん。

『それじゃ俺そろそろ教室行くんで』

と、またユニーク魔法を使い、教室へ行く。


ﾘﾘｱ「ふむ、あやつはいつもああやっているのか？」



ﾘﾄﾞﾙ「はい。理由は知りませんけど。」


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馬の耳に念仏
ありがたい念仏を馬に聞かせても意味が無いことから、いくら意見を言っても効果がないことの例え。

『気分が乗らないフロくんに何言っても意味ないよね。』

ﾌﾛｲﾄﾞ「仕方ないじゃん」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「それは本当に直して欲しいです。
それはそうとキノコ入ります？フロイド」

ﾌﾛｲﾄﾞ「いや要らないってさっきも言ったじゃん！？」

『馬の耳に念仏なのはジェイくんの方かもね』

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