【ツイステ】擬態することで認識されたくない系男子やってます

窮鼠猫を噛む ページ13

今は放課後…

俺とフロくんは一緒に庭を歩いていた

ﾌﾛｲﾄﾞ「俺今日部活行く〜」

『ほんと？じゃあバイバイだね』

フロくんは本当に気分屋だ。

昨日は部活行きたくないって言ってサボっていたのに…

俺は体育館の方へと歩いて行ったフロくんの背を見ていた。

『何しよっかな…

そうだ！』

久しぶりにイタズラ…しようかな♪



さて、今日は誰に擬態しようかな？


＿


よし…

擬態バッチリ！

黒い髪に…

褐色肌…

そしてフード付きの服…


うん、しっかりジャミくんだ！


ふふ、楽しみだなぁ♡



スカラビア寮…

「あ、ジャミル副寮長！こんばんは！」

スカラビア寮生から挨拶された。
もちろん

ｼﾞｬﾐﾙ「ああ、こんばんは」

と、ニコっと微笑む

とりあえずバレなかった…

そりゃ俺の擬態は完璧だからね

ｶﾘﾑ「ん？ジャミルじゃないか！

部活はどうしたんだ？
今日はあると言っていたけど…」


あ、カリくん…

まだ俺にぶつかったこと許してないよ
(根に持つ人)

『部活は今日無しになったみたいなんだ…

仕方なく戻って来たんだが…』

勿論嘘☆

今頃フロくんとバスケしてるだろうなぁ〜

ｶﾘﾑ「そうか、それは残念だったな…

そういえば今日は宴にしようと思うんだ！」

そうとは知らずカリくんは俺に話しかける。

『また宴か…

止めてもどうせやるんだろ…？』

ふふ、ジャミくんの話し方は全て把握済み…

結構クオリティ高いでしょ？

何せ俺のユニーク魔法だからね…

ｶﾘﾑ「流石ジャミル！

ジャミルはまた料理を作ってくれ！」


料理！？

そんなの無理…



じゃないんだよねぇ〜

俺は厨房に足を運んだ。


やっぱり…

ジャミくんならレシピ本…置いてると思ったよ


これ通りにつくればいいのか



ジュー、トントン、ゴトゴト

料理独特の軽快なリズムが鳴る


こんなものかな？


『美味しそう…』

おっと、ヨダレが…(・¬・)ｼﾞｭﾙ



ｶﾘﾑ「おお！出来たんだな！！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
窮鼠猫を噛む
絶体絶命の窮地にあれば、弱いものも強いものに歯向かう

ｼﾞｪｲﾄﾞ「フロイド…椎茸が採れたんですよ…」

ﾌﾛｲﾄﾞ「いらねぇ」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「そんなこと言わずに…」

ﾌﾛｲﾄﾞ「おい！？」

ｱｽﾞｰﾙ「…」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ふふ、ここまで追い詰めれば」

ﾌﾛｲﾄﾞ「えいっ！」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ちょっと、魔法打って来ないでくださいよ」

『窮鼠猫を噛むってやつだね』

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