第10話 ページ10
まずは起きたあとでも準備するのに時間がかかる二郎から起こす。
さてと…二郎の耳元に顔を近づけて起こすとするかっ！
ゆっくりと耳元に顔を近づけてーー
「…二郎、朝だよ…起きて」
耳元での吐息たっぷりのボイスは効果てきめん！
耳を抑えながら飛び起きた二郎の顔は真っ赤だ。
「にににににぃちゃん!!?」
「おはよう二郎くん、朝だぞ」
ニッコリと笑った俺に二郎は固まってしまった。
なんだよ、さすがに反応がないのは傷つくぞ！
分かってたけどね！
「…うるさいぞ 低脳…」
二郎が飛び起きベットが大きく揺れた影響でまだ寝ていた三郎も目が覚めたようだ。
重い瞼をゆっくりと開けながらこちらを見る。
パッチリと目が合い俺はニッコリと微笑んだ。
「三郎、おはよう」
「…おはようございます」
目をパチパチさせこちらを見ていた三郎は隣で固まっている二郎を見ると三郎もピシッと固まってしまった。
こちらを見て固まっていた二郎もギギギとロボットのように三郎を見る。
二郎と三郎はお互い、ひっ…と引き攣った声を出したかと思うと
「な、な、な、なんで三郎が一緒に寝てんだよ!!」
「低脳こそなんで僕と一緒に寝てるんだよ!!」
朝から仲がいいな
うんうん、いい事だ
さて、そろそろ戻らないと
「2人とも服着替えたらご飯食べにおいで」
そう告げた俺は巻き込まれないように部屋を退散した。
台所に戻るとエプロンをつけた一郎が味噌汁をかき混ぜていてくれた。
「俺の弟可愛すぎるわ」
そう言いながら一郎に先程撮った写真を見せる。
俺と一郎はお互いに頷き合う。
「兄貴、後で写真送ってくれ」
「もち」
すぐさまアルバム作って一郎に送った。
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たかし(プロフ) - 咲夜さん» ご指摘ありがとうございます。ご指摘の件について訂正致しました。ありがとうございます。 (2019年12月1日 7時) (
レス) id: 77e33eaa81 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 16話の辺りの話で「観音寺さん」となっている所は「観音坂さん」では無いでしょうか？ (2019年12月1日 2時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかし | 作成日時：2019年11月20日 23時
