第43話 ページ43
独歩side
「って言うことがあったんだよね〜」
「いや、誰だよこの回想のやつ」
「何言ってんの独歩ちん俺っちだよ!!」
「なるほど…あの時のお兄さんは一二三さんだったのか」
「もう!!一二三でいいってば!!俺のことは一二三って呼んで？」
まてまてまて…!!おい!!一二三なんだその上目遣いは!!
ずっとお前といるけどそんな顔見た事ないぞ!!
ま、まるでAに恋をするような顔で見上げるんじゃねぇ!!
えっ、恋？
「一二三…お前まさか…」
「……渡さないから」
もしかしたら、1番敵に回しちゃいけないのは一二三だったりするのか…と心の中で思ったが、
というか、なにさりげなくAに抱きついてんだよ!!
俺だってまだなのに!!
俺だってまだなのに!!(大事な事なので2回言った)
「そういえば、先生という方はあとから来るんだっけ？」
「あぁ、午前で終わるから1時半に着くって言ってた」
「うーん、そうだな1時半までまだ時間あるしどこかカフェに入って時間潰す？」
「賛成!!」
その後、個室のカフェたるものに行って世間話をしながら時間を潰した。
一二三にAの隣を奪取されたけど
くっそ、悔しい…
あっ、野菜ケーキ美味しかった。
１時を回りAがさっき予約してくれたイタリアンレストランへと向かう。
元々別の所を予約していたみたいだけど…
先生は直接来るそうで住所と簡単な地図を送っておいた。
イタリアンレストランの雰囲気は良くこれまた個室であった。一二三との話し合いの結果、Aの隣に先生が来ることで決着がついた。
一二三よりあっているという理由でAの隣に座れなんだ…不本意だ
しばらくして男の店員が先生がお見えになったことを告げるとその後ろから先生が入ってきた。
先生のことをAに紹介しようと思ってAを見た。
その時のAの表情はまるで信じられないものを見るかのように驚きに満ちていた。
「…じゃく…らい…？」
え…？今、先生のことを…
普段表情を変えることのない先生も目を見開いて驚いているようだった。
「…久しぶりだね…2年ぶりくらいかな。まさか、独歩くんの親しい友人が君だなんてね」
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たかし(プロフ) - 咲夜さん» ご指摘ありがとうございます。ご指摘の件について訂正致しました。ありがとうございます。 (2019年12月1日 7時) (
レス) id: 77e33eaa81 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 16話の辺りの話で「観音寺さん」となっている所は「観音坂さん」では無いでしょうか？ (2019年12月1日 2時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかし | 作成日時：2019年11月20日 23時
