第37話 ページ37
あれ、デジャブかなと簓たち一行とわかれ一旦家に戻ることになった。
居間に入り自然な流れでテーブルについた俺だが目の前には一郎君と二郎君が座っている。
しかも、2人ともすごく目が怒ってる。あんなに二郎が大人しいなんて相当だもん
お互い喋らない時間が続きその沈黙を破ったのはこの中で1番年下の二郎だ。
「あのぬるぬるさらさらとはどういう関係なんだよ!!」
んん?!どうしよう怒られてるのに二郎の簓の名前の言い方が可愛すぎる
「いや、関係と言われましても」
未成年の弟達には出来ないような話ばかりなので言いづらい
「身体の関係があった訳じゃねぇよな?」
ブフォォ!!!思わず冷たくなったコーヒー吐き出しちゃったよ
大丈夫、目の前の二郎には掛かってないから
「な、なんて言葉を知ってるんだ一郎!!」
ほら見ろ!!二郎なんてDTだから顔真っ赤だぞ!!
「…まさか本当に関係があったのか?あんな糸目男と」
「ち、ちょっと待ってくれないか、説明させてくれ」
そこから話すと俺クソ人間みたいに思われるからここは1から話すしかない
「あぁ?納得のいく説明なんだろうな?」
怖っ!!えっ、俺の弟の背後に般若が見えるんですけど!!?
「えっとですね、遡ること2年前なんですけど当時お付き合いをしてる人がいまして…」
「10歳年上の美人医師か?」
「……そうです」
あのぬるぬる野郎が言ってたことホントじゃねぇかと二郎は先程の出来事をテレビで観ていたのだろうそう言った、生放送だし。
「まさか…に、兄ちゃんはその医者と…え…っちなことを」
「だぁぁぁまてまてまてなんで二郎はすぐにそういう所に持っていくんだ!」
思春期だからか?思春期だからなのか?!てか、なんだよ顔真っ赤にしてえっちとか可愛い顔で言ってんじゃねぇよ!!
「なんだよ兄貴の馬鹿!!その医者とか漫才師の方が俺たちより可愛いってのかよ!」
突然一郎がバンッと机を叩いて立ち上がった。それに続いて二郎を立つ。
「兄ちゃんの言う通りだ!!いつも俺たちのこと可愛い可愛いって言ってるくせに!!」
えっ、待って今とんでもない発言しなかった?
俺の弟たちとんでもない発言したよね?
…今だけはお礼を言うわ
おとーさんおかーさんこの子達を産んでくれてありがとう
「えっとね、お兄ちゃんはその人お付き合いしてたんだけど俺のせいでその人と居られなくなっちゃって、忘れようと思ってヨコハマに戻ったら簓と会ったんだよね」
昔のことを思い出しながら語るがさっきと比べて2人はとても静かだった。
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たかし(プロフ) - 咲夜さん» ご指摘ありがとうございます。ご指摘の件について訂正致しました。ありがとうございます。 (2019年12月1日 7時) (レス) id: 77e33eaa81 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 16話の辺りの話で「観音寺さん」となっている所は「観音坂さん」では無いでしょうか? (2019年12月1日 2時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たかし | 作成日時:2019年11月20日 23時