第1話 ページ1
久々に帰ってきたこの街に俺は大きく息を吸う。
全身で感じるように
この地で自分のことを待っててくれる家族を思い出すと自然と笑みがこぼれる。
木枯らしが吹きこの地にも冬を呼ぶ。
俺はぎゅっと手編みのマフラーを握った。
「さすが、俺の弟が編んでくれたマフラーあったかいわ」
赤色が目立つ手編みのマフラーは俺の可愛い弟たちが誕生日にくれた物だ。
1番下の弟と2番目の弟が毛糸の種類と色を選んでくれて、1番上の弟が編んでくれたマフラーは俺の一生の宝物である。
あの世にも持っていくとあの時決めた。
「しまった…連絡するの忘れてた」
直ぐに今から帰る旨を頭を下げながらメールを送信し携帯をコートのポケットにしまう。
連絡しないとすごい怒られるんだよなぁ
この間、夜中の2時くらいに鍵探しながらドアをガチャガチャして玄関開けたら凄い形相で弟たちがマイク持って立ってたのはほんとに今思い出しても背筋が…
どうしよう思い出したらもっと寒くなってきた。
早く帰って可愛い弟たちに会いたい…
151人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たかし(プロフ) - 咲夜さん» ご指摘ありがとうございます。ご指摘の件について訂正致しました。ありがとうございます。 (2019年12月1日 7時) (レス) id: 77e33eaa81 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 16話の辺りの話で「観音寺さん」となっている所は「観音坂さん」では無いでしょうか? (2019年12月1日 2時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たかし | 作成日時:2019年11月20日 23時