隣の狂犬と 3

117匹目 ページ17

ゾム達とおしゃべりしながら式に使う装飾品のお花を作ったり胸につける造花の数を数えたり…なんやらしているともう週末。はやない？今週の週末は私とげどちゃんが飼育委員のお仕事やから遅れるって言わんと…

「あ、ごめん私とげどちゃん今日遅れんな」
「あぁ飼育委員か」
「うん！行ってくるなー」
「いってらー」

「…あれ、らんらんがいない」
「ーーー、ーーー…！」
「おやぁ？」

下駄箱でらんらんと待ち合わせをしていたのだけれど言っていた場所にらんらんがいない。どこ行ったんやろうと考えていると声が聞こえてきた。らんらんの声も聞こえて…あ。好き？えっやば告白やんけこれ

「私だから、ひとらんらん君の事…それで、好きになったの。」
「…ごめんね、俺は君とは付き合えないから。この後友達と仕事しなくちゃいけないから行ってもいい？」
「どうして！？あの女の子がいるから！？私の方が可愛いじゃない！あんなオタクの女の子よりっ！いつもいつもコネシマ君といて…他にも会長達とも！」
「なおさら君とは付き合えない。Aは俺の大事な友達だから。その友達を貶すような奴は俺は嫌い、もう目の前に現れないでね。それじゃ」

……かっっこよ……。いやらんらんこれはかっこいいわ！この前も不良から庇ってもらったばっかやし！？株爆上がりやんこんなん…！

「…聞いてたの？」
「げっ、あ、いやそんなつもりなかったんやけど」
「ふふ、別にいいよ。ちょっと恥ずかしいけど。でも本当のことだからね？おぼえておいてね」
「…らんらんメッッチャ好き…！！私もらんらん大事な友達だよ、高校初めての私のお友達だしこの前も庇ってくれたし！」
「当然でしょ。ほら仕事しに行くよ」
「はーいよー！」

うさぎってやっぱりかわええなぁ、らんらんも頰が緩んどるわいやぁーー！みんな好きなもんが関わると眉間にシワがよっとることが多い人間たちの頰がゆるっゆるになるから可愛いんよなぁ。うんうん！

＊＊＊
実はとあるものを作成中でして。分岐して行く奴ですね！誠意作成中なので頑張ります(＾Ｏ＾)

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