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自信 ページ2

「お前、ホンマにラムちゃんのこと好きなんか?」
「…なっ」
「そーだっちゃ。ダーリン、うちのこと好きなのけ?好きだって言うっちゃ!今すぐ!ほら!それとも〜電撃を喰らいたいのけ〜??」
「横暴だ!それじゃカルラとやってること同じだぞお前!」
「うちはカルラの気持ちがよーく分かるっちゃよ、好きな人に好きって言ってもらいたくて銃を突きつけちゃう気持ちが……」
「そんなんで無理やり言わせて嬉しいか!!大体な、あの時俺が鬼ごっこで言わなかったのだって……!」
「え?」
「鬼ごっこ」とは突如現れた闇の国のルパがラムを攫い、最終的に地球を救うために戦ったあのラムとの鬼ごっこのことだ。だがこのことは誰にも言うつもりがなかったので口を滑らせたことを後悔する。
「……いや、今のはなかったことに」
「なんであの時言わなかったっちゃ?理由があるっちゃ?ねぇねぇダーリン!」
「じゃかましい!!俺はガールハントに行くぞ」
しつこく付き纏うラムを跳ね除け、俺は外出用のコートに手をかける。俺の言葉にラムの様子がガラリと一変した。
「ダーリン?うちというものがありながらどうしてガールハントをやめないんだっちゃ…?どうしてもするというなら……」
「するというなら……?」
「電撃の刑だっちゃ!」
「うわぁぁぁぁっ」
ラムの電撃攻撃に全身が痺れながらも「ガールハントに……俺は行くぞ!死んでも行くぞ……!」と床を這って扉へと向かう。そこに「まだ懲りないのけ!」とラムの追撃が飛ぶ。痛いなんてもんじゃない。俺じゃなきゃ確実に死ぬ。ラムももう俺だからいいやと思ってるところがあるだろう。解せない。
「お前も懲りんやっちゃな〜そんなにしたいならラムちゃんにガールハントすればいいのに」
「は〜〜?ジャリテン、お前男のロマンってのが分かってないな。美人を口説き落として俺に惚れさせる、それが楽しいんだよ。ラムにやったってもう意味ないだろ?」
「へ〜?ラムちゃんがお前のこと好きやって随分自信があるんやな」
ジャリテンがなんとも言えない目でこちらを見てくる。俺はラムを横目で見ながら呟く。
「そ、それは誰が見たってそうだろ。な?ラム」
「さぁ〜?うち分からないっちゃ〜」
「こ、こらラム。曖昧にするんじゃない!」
「ダーリンが曖昧にするからだっちゃ」
「俺が曖昧にするのはいいの。」
「じゃぁうちも曖昧にするっちゃ。うちダーリンのこと好きだったかな〜どうだったかな〜〜?」
「おいラム!お前なぁ……」

突然の来訪者→←テンVSあたる



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作者名:如月フウカ | 作成日時:2022年11月2日 21時

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