ごー ページ6
『せんせい おはよ みなさん おはよ
おはなもにっこにっこ わらっています
おーはよ おっはよー』♪
｢はい！気をつけー…ぴっ！
みなさん、おはようございます！｣
｢｢｢おはようございます！｣｣｣
｢気持ちのいい挨拶ができましたね！
それでは、お名前呼ばれた子から大きなお返事をして、先生とタッチしようか！｣
1人ずつお名前を呼ぶと、大きなお返事と力強いタッチが返ってくるここは、3歳児クラス。
俺はこのクラスの担任をしていて、今日も元気いっぱいである。いい事だ。
ハイタッチする時に軽く視診するが、異常が見られる子はいない。健康状態が悪い子も今の時点でいない。安心は出来ないが、良かったと思う。
また、眠そうな子が居るが、保護者から遅くまで起きていたことを聞いたため、まず最初は様子を見よう。
｢ねぇせんせー！これ！｣
点呼が終わり、手を繋いで遊びながら子どもたちが集まった後、その子が持ってきたのは1つの赤い風船。
俺は少しにやりと笑い、その子と目線を合わせた。
｢それ何かな？赤くて軽いね！｣
｢おれ知ってるよ！｣
｢わたしもー！｣
｢ふうせんって言うんでしょ！｣
みんなが口々に『ふうせん』だと俺に向けて話すので、笑いながら｢えー！みんな凄いね！｣と褒める。
｢ねえせんせー、わたしもふうせんほしい！｣
｢おれちがう色ほしいなー｣
｢ぼくはもーっとおおきいの！｣
｢じゃあ、今日はこれで遊ぼうか！
でも、先生とのお約束があるから、聞いてくれる？｣
そう言って約束事を話した後沢山の膨らませた風船を持ってくる。すると一斉に子どもたちは風船を欲しがった。その姿があまりにもかわいくって俺は終始にこにこしていた。
みんなが風船を取るのに夢中になっている間、目を離さないまま子どもたちが見える場所にペンや折り紙、テープなどを設置する。
今日のねらいは、自主的にどんな遊びができるか、どうやってこれで遊ぶかなどの発想力、想像力を育むこととなっている。
きっとこの子たちなら大丈夫であろう。
そういえば、風船の取り合いで揉めていた子がいたなぁ…なんて1年ほど前のことを思い出して、また笑った。
今日も来るだろうか。来たら思い出話としてこの事を話そうかなと思った。
｢｢｢Aせーんせー！！｣｣｣
延長保育も短い時間で子どもたちが皆帰った時間に、彼らは丁度来た。
｢こんにちは。少年探偵団諸君！｣
まだまだ俺の職務はつづきます。
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瑠衣(プロフ) - 深夜さん» 拙作をご覧いただきありがとうございます。申し訳ないのですが、私の方ではトラブル回避のためそういった事は行っておりません。よってpixivでの投稿はご遠慮いただけると幸いです。ご理解の程よろしくお願いいたします。 (2022年11月28日 22時) (
レス) id: 8996d6d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - ロシナンテ。さん» ご一読下さりありがとうございます。そ、それは……笑 名前が｢なるみ｣の方もいらっしゃいますものね、考えていませんでした……だいぶ個性的なお名前で素敵です笑 (2022年11月28日 22時) (レス) id: 8996d6d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - pixivで書いてもよろしいでしょうか？名前、タイトル変えます (2022年11月25日 12時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
ロシナンテ。(プロフ) - 名前が成海だから名前がだいぶ面白いことに笑笑 (2022年11月24日 13時) (レス) @page1 id: 7c91679d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠衣 | 作成日時：2022年11月18日 6時
