【名探偵コナン】保育者としてコナンくんと哀ちゃんが心配です。【男主】

にー ページ2

あれ？あれれ？


茶髪の女の子からは冷たい｢あっそ。｣

眼鏡の男の子からは素っ気ない｢うん。｣


もしかして2人は3人よりもお姉さんお兄さんだから、子どもっぽく装いたくないのかな？



｢先生紹介するね！
女の子の方が哀ちゃん、男の子の方がコナンくんって言うの！最近クラスに転校してきたんだー！｣



うん、同い歳か！



｢えーと、哀ちゃんと、コナンくんね。よろしく！｣


哀ちゃんは顔をプイッとそっぽに向けてしまった。よろしくする気はないみたい。
コナンくんはまさに呆れ顔。こいつ何やってるんだって思っているのだろうか。


…………う〜〜〜ん。



歩美ちゃん元太くん光彦くんは俺の話を2人に話してくれるが、2人は右から左に話を聞き流している様子。

困ったなぁ、2人は大人び''すぎ''ている。

それには必ず、原因があるのだ。

生活環境や習慣、親の事情や家庭状況、更には対人関係にまで至り、子どもを取り巻く環境全てが子どもの成長発達や思考思想生活云々に関わってくる。

けれど俺は2人の担任ではない。深く知ることは難しい。


でも、放っておくことも出来ないのだ。

もしかたら、この子たち''も''『困っている子』なのかもしれないから。


大人びた振る舞いをするのは何故か。
それによっては生涯ずっと足枷となって付いてくる。




俺はそれを、取り除きたいんだ。




2人を影からそっと見守って様子を見ていこう、とそう誓った。











…………のは、数ヶ月前。







｢ちょっと甘いンじゃねーか？Aセンセー。｣

｢うぐっ…。｣

｢大人より子どもの方が分かるものも多いのよ。｣

｢……そうだけど、｣




何故か俺の方が言いくるめられてしまっている。



俺は、保育者としてコナンくんと哀ちゃんが心配です。

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