じゅーに ページ13
コナンくんが見つけて拾ったイルカは、少しキラキラしていて、しっぽには赤いハートがある。
それを触れば濡れていて、水のようなものの中に入っていたと分かる。
｢……っこれ、真人くんとお母さんがお揃いで買ったストラップの中に入ってるやつだ、｣
｢あ、あれか！｣
……でも、何でこれがここに？
あのストラップの中に入っているものである。
そのためストラップを切り裂かないと中から出てこないはずだ。
例えば揉み合った衝撃で取れたとしても、破れはしない。しかも、近くにそのストラップが落ちているのではないだろうか？
けれど、探しても無い現状を見ると……
｢もしかしたら真花さん自身が自ら破った可能性が高い。｣
｢、コナンくん……。｣
｢……って思ったんだけど、どうかな？｣
ふわっと笑うコナンくんは、何だか自然体に感じた。
別にいつも作り笑いという訳では無いが、どこか作った性格をする時がある。言ってしまえば、これが『子どもらしいでしょ？』なんていう感覚だ。
何だかそれが外れた、少し大人びたけれどまだまだ子どもな、歪だけれど素直な部分が見れた気がした。
｢……うん、俺も同じこと考えてた。さすがだねコナンくん！｣
｢ありがとう。｣
少しは君の頼れる、心を預けられる大人になれたかな。
こんな状況だけれど、俺自身も嬉しく感じた。
｢それにしても、どうやって破ったんだろう？少し見ただけだけど、手で破れる素材じゃないと思ったんだけど……。｣
｢多分カッターじゃないかな。｣
｢え？カッター？｣
朝、真花さんとお話した際に鞄の中にキラッと光るものがあったから、何かと目を凝らしてみたらカッターが入っていたのだ。
あまり詮索はしない方が良いと感じたため、その場では言わなかったのだが、このためだったのか……？
……いや、違う。
これは、最悪の状況を真花さんは予想していたのでは無いだろうか？
所謂護身用。
真花さんもストラップをあの様な『目』で見るくらいなため、このように裂きたくはなかったと思う。
前まではそんなカッターは鞄には入っていなかったから、多分昨日辺りにいれたのでは。
断定は出来ないし、低い確率かもしれないが、護身用で持っていたカッターを使わなければいけない状況に陥ってしまった。
そうなると。
｢真花さんはもしかしたら、この状況に陥る可能性があるって、分かってたのかもしれない。｣
何故分かったのだろうか。
俺には1つ、思い当たる点があった。
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瑠衣(プロフ) - 深夜さん» 拙作をご覧いただきありがとうございます。申し訳ないのですが、私の方ではトラブル回避のためそういった事は行っておりません。よってpixivでの投稿はご遠慮いただけると幸いです。ご理解の程よろしくお願いいたします。 (2022年11月28日 22時) (
レス) id: 8996d6d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - ロシナンテ。さん» ご一読下さりありがとうございます。そ、それは……笑 名前が｢なるみ｣の方もいらっしゃいますものね、考えていませんでした……だいぶ個性的なお名前で素敵です笑 (2022年11月28日 22時) (レス) id: 8996d6d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - pixivで書いてもよろしいでしょうか？名前、タイトル変えます (2022年11月25日 12時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
ロシナンテ。(プロフ) - 名前が成海だから名前がだいぶ面白いことに笑笑 (2022年11月24日 13時) (レス) @page1 id: 7c91679d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠衣 | 作成日時：2022年11月18日 6時
