嫌いになんてなれなくて【黒○】【裏切り】

5話 ページ6

私は、さっきあった事を全て話した


途中で泣き出しちゃったけど


落ち着いて、とかゆっくりでいいよ、とか言ってくれて全部話す事が出来た


黒「うわぁ……アイツの言ってた事と真反対じゃないですか」


黄「ほんっっとに許せないっスあの女！！！」


みどりんは、これ聞いてどう思ったかな


せめて、嘘とだけは思わないでほしい


緑「…正直、まだ分からないのだよ。だが、お前の涙が嘘をついてるようには見えん」


貴「…！みどりん！」


緑「Aを信じるのだよ」


良かった、分かってくれた


……ただ、分かってほしいのだ


私はやってないって事を


ただ、それだけ


だけど、たったそれだけが今1番難しい


どれだけの言葉を並べたって


赤司、大くん、むっくん、さっちゃんは信じてくれることはないだろう


何でだろう


私はただ、皆と仲良く過ごしたいだけなのにな


黄「…どうするっスか、アイツら」


黒「僕的には今すぐにでもあの女を潰したいですが。あとあの4人も」


黄「黒子っち！！サイコパス出てるから！！真っ黒子っち出てるから！！」←


コント！？この状況でコント見せられてる！！←


てかそんな事じゃないんだよ！！


貴「ダメ！！どんだけ酷い事されても、そんな事していいハズない…」


緑「…お前はどうしたいのだよ？」


貴「そりゃ、仲直りしたいよ！！夢果ちゃんとも仲良くなりたい。……夢果ちゃんは今日来たばっかだから別だけど、ずっと一緒にいたんだよ、私達。こんな事されても、嫌いになんてなれないよ…」


そうだよ


辛い事だって一緒に乗り越えてきたし、楽しい事は分け合ってきた


そんな仲間を、簡単に嫌う事なんて出来ない


向こうは、簡単に私の事を嫌ってしまったけど


別にそれでもいい


私は、皆が大好き


貴「……でも、話くらい聞いてほしかったなぁ……ぐすっ……うぅ」


黒「Aさん、思いっ切り泣いていいんですよ。僕らが支えますから」


テツくん、そんな事言わないで


ホントに涙止まらなくなるから


貴「っっ！！うわああああああああ！！！あぁっあぁぁ！！！」


こんなに泣いたの、何時ぶりだったかな。


今まで楽しい事ありすぎて全然泣いてないから


もう覚えてないや

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