嫌いになんてなれなくて【黒○】【裏切り】

35話 ページ36

伊「…、A！」


貴「うぇぇっはい！？」


伊「さっきからぼーっとしてるけど…大丈夫か？」


貴「ご、ごめんなさい！！考え事してて…」


黒「……」


＿黒子side＿


どうしたんでしょうかAさん


ぼーっとしてるなんて珍しいですね


けど、どうせ赤司くんのことでしょう


思い出したんですけど、無冠の五将とAさんが仲良いと聞いたことがあります


その内3人は洛山に行ったと聞きました


洛山には赤司くんがいる


Aさんが榊原さんを裏切り者にしようとし、精神的に傷つけたとデマを流すかもしれません


そしたらAさんの居場所がまた1つ減ってしまう


僕的には都合がいいですけど…Aさんは相当ショックを受けてしまう


複雑すぎますよ…


＿Aside＿


うう、しまったぁ


赤司くんと他の3人の事を考えすぎた…


今はそんなこと考えてる場合じゃないのに！！


練習に集中集中！！


多分タオル洗濯し終わってるし、取りに行こっと


貴「わ、私タオル取りに行ってきます！」


リ「分かったわ！」


洗濯機から取り出して、ドリンクも作って…


作業をしながら考え事をしていると、帝光の時にやっていたマネージャー業務を思い出す


大変だけど楽しかったなぁ


じわっと涙が溢れてくる


ダメっ泣いちゃ！


自分の頬を叩く


そんな事をしていると


「ねぇ」


「ちょっといい？」


2人の女子に声をかけられた


貴「え……はい」


この状況、まさか…


あの恐怖が、私を襲った


＿火神side＿


あいつ遅ぇな…


何かあったのか


探しに行きてぇけど、練習が終わらねぇ


休憩時間に探しに行くか


呑気に考えていると


「「いやーーーー！！」」


悲鳴？が聞こえた


虫でもいたのか、とか考えていたが


明らかに黒子が同様してる


黒「ま、さかAさん……また」


そう言うと走り出してしまった


俺達も急いで追いかける


アイツ遅すぎてすぐ抜かしたけど←


火「A！！」


何かあったと思って急いできたのに


「何あいつ！！有り得ない！！」


「きもすぎ！！」


「何かあったら言ってね、まじぶちのめすし！！」


貴「え？あ、ありがとう…」


女子2人はAにキレてるわけじゃなく、他の誰かにキレてるようだった


どういう状況だよこれ！？


意味分かんねぇしカオス！！←

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