32話 ページ33
あの時の試合は、私の中でも嫌な思い出に残ったものだ
…途中までは、ただいつも通り相手との点差が開くだけ
それだけなら全く問題なんてない
問題はそこからだった
Cのマッチアップはむっくんと木吉さん
2人は何か会話してて、その会話の内容はよくは覚えてないけど
むっくんは最後に発した言葉だけは、私の脳内にしっかりと残ってる
紫「ねー。じゃあもっとボロカスにするけど。いい?」
…あ
つい、話してしまった
これじゃ気まずい
ど、どうしよう
日「黒子も、この事知ってたのか」
貴「テツくんがレギュラーになる前の話なので。……けど、彼がバスケを続けてくれて良かったです。あの試合を見て、ホントにバスケが大好きなの伝わってきたし、彼のバスケスタイル好きです」
ってあれ!?
ただの惚気みたいになっちゃってる!!←
いや、そーじゃなくて
ホントにあのバスケスタイルは尊敬っていうか
仲間を守るって
帝光には一切なかったことだから…
小「自分の知らないところでこんなに褒めてもらえるなんて、木吉幸せ者だねーww」
伊「だなw」
みんな…
雰囲気が暗くならないようにしてくれてるんだ
誠凛ってこういうところ暖かいよね
リ「その鉄平が明日帰ってくるのよ。Aちゃん、気まずいかもしれないけど…出来ればでいいから、鉄平を暖かく迎えてあげてほしいの」
貴「当然ですよ!木吉さんは、何も悪くないですし、寧ろいい人ですから!」
ほんとはね、あの試合以降木吉さんを忘れたことは無いの
ずっと気がかりだった
皆を守るって決めたのに、むっくんによってメンタルをズタズタにされてしまった
並の選手なら心が折れて、とっくのとうにバスケなんてやめてしまっているだろう
けれど流石は無冠の五将
「鉄心」だね
やっぱり伊達じゃないってことだね!
リ「ありがとうね。じゃあ皆、気を取り直して練習再開するわよ!!」
「「おう!!」」
私、誠凛入ってよかった
最初はキセキの世代から逃げるために入ったのに
こんなにチームのことを大好きになれるなんて、過去の私は想像も出来ないだろう
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青峰葵(プロフ) - 早くこの悪女に天罰を (2020年11月20日 15時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 緑間と黄瀬がずっとヒロインの味方いてほしい (2020年10月18日 20時) (レス) id: 76abd17aca (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 夢主の名前を固定してほしい…… (2020年10月13日 22時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るっく?? | 作成日時:2020年9月20日 22時