嫌いになんてなれなくて【黒○】【裏切り】 (ページ28)

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27話ページ28

誤解されたこと2つ

1つ目、中学生に思われたこと

中学生じゃないし！！

確かに私は身長150いってないしテツくんも170いってないけど！！

なんか雰囲気とかで高校生って分からないかな！？ねぇみんなどう！？←

2つ目、カップルに思われたこと

普通にテツくんに失礼だからやめな？←

こんな奴と付き合ってても何のメリットもないからね？？←

そのテツくんはというと

相変わらずの真顔でいらっしゃる…←

黒「ホントにそろそろ行きましょう。女の子がふらふらしていい時間じゃなくなってきましたし」

貴「あ、うん！ここからテツくん別方向だよね、じゃ…」

黒「え？送りますよ。Aさんの家の近く暗いし危ないです」

た、確かに

小学生の頃とか怯えて帰ってたの今になって思い出した←

たまに変な人いるし()

けどテツくんが遠回りになっちゃうからなぁ

それは申し訳ないというか

今の時間危ないし暗いし…

貴「え、大丈夫だよ！それにもう暗いからテツくんこそ危ないし…」

黒「僕男なので平気です。それにミスディレクションしとけば何とかなります」←

その手があったか！！←

ってまてまて関心してる場合じゃない←

これは…お言葉に甘えていいのだろうか？

いいよね？ここまで言うんだもんね？

貴「えっと…じゃあ送ってもらおっかな」

黒「はい。じゃあ行きましょう」

さりげなく車道側歩いてくれる

ん？どこの紳士かな？←

何でこういう事がさりげなく出来るのに彼女いないんだろうね

…あ、影が薄すぎて存在自体気付かれてないんだよ←

影薄くなかったら告られまくりでしょこんなん

そういえばテツくんと恋バナとかしたこと全くないなぁ

好きな人とかいるのかな？

いるとしたら多分さっちゃんだよね

可愛いしスタイルいいし

それに中学の頃あんなにアピールされてるんだから嫌でも意識するはず

…はぁ

黒「どうかしましたか？」

貴「え！？ううん、ちょっとだけ考え事してただけだよ！」

黒「何か困った事あるなら言ってくださいね。出来る限り力になりますから」

貴「うん！」

テツくん、私が少しでも不安そうにしてると心配してくれる

てか私そんなに顔に出てるのかぁ

普通に気をつけなきゃな←

てか今私凄いさっちゃんに申し訳ない事してる気がする

こんなにテツくんとの距離が近いと、近付くなって怒られちゃうかな

けど、ごめんね

私、さっちゃんの恋の応援出来ないの