嫌いになんてなれなくて【黒○】【裏切り】 (ページ24)

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23話ページ24

てかテツくん

全然ミスディレクション発動してなくない？

あれじゃただのうすい人…←

あ、でもそうか

多分ある程度試合経過を見て、選手達のパターンを見てから発動するんだ

コートの中なのに冷静だなぁ

黒「…あ」

あ、スティール←

何してんのよそれくらいはしっかりしてぇ((

あぁ、火神くんトリプルチーム

ボールを持ってなくても2人かぁキツイなぁ

貴「テツくん」

黒「はい？」

貴「そろそろ？」

黒「そうですね、いいタイミングなので」

ねぇ聞いて皆

本気でバスケしてるテツくんめっちゃくちゃかっこいいんだよ！！

え？知ってる？

え、、あ、、

ごめん…←

けど！！伝えたかったの！！←

え？テツくんの事好きなのって？

そんなわけないじゃん←

まずさっちゃんがテツくんの事好きなんだからさ

私が後から好きになるとか奪う？みたいですっごく性格悪いことになるよ

あとテツくん恋愛対象には入らないなぁ←

リ「Aちゃん、さっき話してた内容は何？」

貴「えーと……口で見るより見た方が断然早いと思います」

リ「…！？」

＿リコside＿

何、今の悪寒

あまりにも凄いから鳥肌立っちゃった

Aちゃんのふわふわした感じからは全く想像出来ないわね…

きっと、それほど本気なんでしょう

バスケに対する姿勢は選手と同等……下手すればそれ以上

何よ、今年の1年

選手もマネージャーも強いなんて…

貴「あ、きますよ」

リ「え、えぇ……ん？」

嘘、でしょ

黒子くんが全く見当たらない

え、てゆーか

いつから試合に出てたっけ……？

ぼーっとしていると、突然ボールが曲がって降旗くんの手にすっぽり収まった

あまりにも突然すぎる出来事で、貰った本人すら唖然としている

そして慌ててシュートを決めた

リ「え……今、何が……」

貴「帝光のパスに特化した見えない選手。キセキの世代に唯一認められた実力者、幻のシックスマン。聞いた事ありませんか？」

リ「な！？」

噂は聞いてたけど、実在するなんて！！

だって影薄いとは言ってもあんなに薄いなんて思わないじゃない？←

貴「テツくんは確かに体格には恵まれてないけど…それでも得意技を極めて帝光のレギュラーを勝ち取りました。バスケに対する思いは……誰にも負けてないと思います」

真剣な眼差し

この瞳に、私は心を打たれた

私たち2年も、負けてなんかいられないわ！