嫌いになんてなれなくて【黒○】【裏切り】 (ページ19)

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18話ページ19

次の日、教室のドアを開ける

テツくんとはクラスが離れてしまったため、友達を1から作らなければならない

正直、不安でしょうがない

明るいとは言われるけど、それは慣れてからの話

元々は大がつく人見知りなのだ

黒「Aさん」

貴「わっ！？テツくん何でここにいるの！？」

黒「不安そうにしてるんじゃないかと思いまして。あと誰もこの教室にいませんでしたし」

テツくん…

私が不安な事、いつも見抜いてくれる

不思議だなぁ、何でだろ

貴「テツくんとクラス離れちゃって寂しい…」

黒「Aさんなら友達作れます。昼休み、一緒にお弁当食べましょうね」

貴「っ！うん！」

不安がっている時は、毎回絶対何らかの楽しみを用意してくれる

The 紳士って感じだよねぇ～！

さっちゃんが惚れるのも納得がいく

アレでモテない方が絶対おかしいもん()

＿黒子side＿

何なんですかあの天使

僕とクラス離れて寂しいとか、言われて嬉しくないわけないじゃないですか

寧ろ教室じゃなかったら襲ってました(おい)

それに加えて、お弁当一緒に食べましょうと言っただけで凄い笑顔になりました

感情豊かで全然飽きませんし、愛しいです

…ごめんなさい

今僕、キセキの世代がこの学校に来なくて良かったなって心底思ってます()

この瞬間だけは、Aさんと2人きり…

Aさんを独り占め出来るんですよ

最高じゃないですか…

けど、楽しいひと時はすぐに終わってしまいました

このクラスの人が入ってきてしまったんです

げ、男じゃないですか←

何されるか分かりませんし、女の子が来たら戻りましょう

貴「テツくん1人で百面相してるけど大丈夫？」

黒「えっ」

急いで口元を抑えた

けど今更遅いですよね、すみません←

貴「大丈夫だよ、普通の人は気付かないレベルだからww」

普通の人が気付かないレベルの事を気付いてくれたんですか

僕の事、ここまでちゃんと見てくれた人は家族を抜いて生まれて初めて出会いました

赤司君とかいうチートは勿論ノーカンですよ←

そういう所に、また惹かれました

僕ばっかり好きで、ずるいです

Aさんは罪な女ですね

いつになったら、僕に振り向いてくれるんですか、？