17話 ページ18
なんとかブースに辿り着いた
貴「あの、バスケ部に入りたいんですが!」
「あら、可愛い!マネージャー志望?」
あれ、やっぱりテツくんには気付いてないか
気づいて欲しいんだけどなぁ
影薄いから無理か←
黒「……」
いつもの事すぎて動じてすらない!!←
テツくんも色々苦労してんだなぁ…←
貴「えっと備考は…」
「中学でバスケ部のマネージャーとかやってたなら、その学校書いてほしいな!」
あ、そゆことか
…けど、引退じゃなくて退部だからなぁ
その場合も書いた方がいいのかな?
まぁいいや、とりあえず書こう
「ありがとう!…て、え!?帝光バスケ部出身なの!?」
貴「あ、はい!一軍でマネージャーをしてました」
「い、一軍!?マネージャーとんでもない逸材ね!!」
貴「い、いえそんな大層なことじゃないです…」
本当にそうだもん
さっちゃんみたいな特殊能力があるわけじゃないし
皆を支えられたかっていったらそうでもない
なんの取り柄もない、本当にただのマネージャーなのだ
「大層なものよ!これからよろしくね!Aちゃん!」
手をぎゅっとしてくれた
そして真っ直ぐ、私の事を見てくれる
思わず引き込まれそうになる
この人の目、私は好きだな
本気でバスケ部を日本一にしようとしてて
バスケが大好きなこの目
貴「…よろしくお願いします!」
私は決めた
誠凛高校を、何がなんでも日本一に導くって
テツくんと
テツくんがいずれ見つける新たな光と
一緒に日本一になるんだ
「じゃあ明日から早速練習始まるから、予定表渡しておくわね!」
貴「ありがとうございます!」
そうして、私達はブースを出た
黒「いい人そうでしたね」
貴「うん!…ねぇテツくん」
黒「はい?」
私は急に不安になってきた
ひと時の幸せが、また壊れたりしないか
貴「私また、いじめられたりとかしないよね、?ちゃんとバスケ、楽しくできるよね?」
するとテツくんは優しく笑って言った
黒「当たり前じゃないですか。もし何かあったとしても…僕がAさんを守ります」
そっと頭を撫でてくれる
何でだろうな、凄い落ち着く
テツくんは、嘘をついた事ないなら、テツくんの言葉を信じよう
きっと、楽しくバスケ出来る
いや、絶対出来る
…そう願って、願掛けとして
私は両側の横髪に三つ編みをするようになった
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青峰葵(プロフ) - 早くこの悪女に天罰を (2020年11月20日 15時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 緑間と黄瀬がずっとヒロインの味方いてほしい (2020年10月18日 20時) (レス) id: 76abd17aca (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 夢主の名前を固定してほしい…… (2020年10月13日 22時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るっく?? | 作成日時:2020年9月20日 22時