早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part5...

148**ヒント**早川Side ページ20

媛路「あのさ…」

芳井「どした媛路？」


皆の視線が媛路に集まる。

媛路はそのことにビクつきながら、恐る恐る答える。


媛路「そのパスワード入力の付近にヒントとか表示されるとこないかなって、思って…」


早川「ヒント？」

媛路「うん………。
俺パソコンでパスワードつけるとき、一緒にパスワードのヒントも設定できたんです。
あ、でもスマホではつけれないのかな…;;」


笠松「あ、いや。あったぞ？」


ケロッという主将に全員の目が点になった。

え？あるの・・・？


黄瀬「ちょ、先輩!!なんでそれを早く言わないんですか!!」

笠松「だって意味わからなかったし…」

中村「いやそもそも!!普通それから考えていれるでしょう!!何闇雲にいれてるんですか!!」

笠松「い、いや悪かったって;;番号なんて単純かなぁって思って…」

早川「主将…番号は０〜９まで１０個の数字。
通(り)の計算は、１０×１０×１０×１０＝１００００。
つまり１００００通(り)のパスワが存在す(る)んですよ!?単純なわけないじゃないですか!!!」

笠松「はい…スイマセンでした………」


まさか主将を怒る日が来るとは、こんな機会二度とないんだろうな…

そんな俺らを小堀さんが落ち着かせてくれた。


小堀「今はそんなことよりパスワードのヒント。笠松、それは何て？」

笠松「それがよくわかんなくてさぁ…




『鳴く虫』




っつーんだよ。」


思わず頭にはてなが浮かぶ。

鳴く虫…？鳴く虫ってなんだよ!!


陽和「鳴く虫→７(な)９(く)６(む)４(し)とか？」

森山「流石蒼井さん!!頭いい!!」

早川「いや先輩、泉がダイ(レ)クトにパスワードのヒント入(れ)(る)とは考えにくいっす;;」


なんせ、あの泉だ。

イベント大好きで、ただの設定とかそういうのにもとことん凝る。

恐らくこのヒントもそうとう考えられてる。しかも無理矢理に……;;


早川「普段ざっぱなのに、こういうのすごく凝(る)んです;;」

芳井「流石幼馴染…よくわかってんなー。」

中村「取り敢えず、携帯のパスワは後回しにしましょう。問題は





なぜ、ここに携帯と近くに鞄が落ちていたのか。そして、浦城たちはどこへ行ったのか。」

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