早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part5...

130**俺の後輩がＭになりよった←**芳井Side ページ2

11月。

なんやかんやWCの予選が終わる頃合い。

まぁ、我ら海常高校はIHの成績によって自動的に出場決定済みなもんで日々調整中…

11月下旬に予定されている海常祭の準備も少しずつ進められているため、少しざわつく学校。


さて、突然だが2年生の修学旅行は先月…つまり10月にあった。

あれからかれこれ１ヶ月ほどではないが半月くらいすぎたろうか…

その間中………




「芳井ゼンパ〜〜〜イ!!たずげでぐだざ〜〜い!!!!」





……俺は後輩の媛路にしょっちゅう泣きつかれている。




芳井「おーおー、どうしたし媛路。なんだ俺にいじられに来たのかw？いい心構えだなwww」

媛路「うわーん!!もういっそ芳井先輩のいじりの方が数千倍マシですぅう〜!!」

芳井「え、何そのＭ発言。やめい。」



昼休み。

最近恒例となりつつある、媛路の泣き言を俺は今日も聞く。


媛路と俺は、媛路が１年で入部したとき俺が教育係についた仲だ。

そのせいか、部の中では先輩後輩として一番よく話す(俺がからかっているだけだが...)

１年の頃から泣き言はときたま言ってはいたが(主に俺が原因だったりするが...)、

２年になってその泣き言が増えた。その度に俺は聞かされるハメとなる。しかしなぁ...



森山「………あれが可愛い女の子ならな←」

小堀「森山、自重……」



いや、小堀、森山の言う通りだ。

さすがの俺もうんざりだ。なぜならここ半月で媛路の泣き言記録は日々更新し続けている。

これが可愛い女の子なら大歓迎だが、媛路は男。しかも１９０cmの。

いくら綺麗な顔立ちをしていても、男はお断り。俺はホ×ではないのだから。

しかし、最近クラスの...特に漫研部の奴らの視線が怖い。



媛路「うぅ……芳井先輩落第してうちのクラス入ってください……」

芳井「受験生に何言っちゃってくれんのお前。」

媛路「だってぇ…もう俺嫌です。中村が怖いんですぅ〜すげぇ今までにない以上に怖いんです〜」



媛路がここまで嘆く原因は、彼のクラスメイトであり、チームメイトでもある中村だ。

その中村、ここ最近機嫌が悪いらしい。

ただ、別にその腹いせに媛路に当たっているわけではない。

媛路が勝手にそれにビビって泣いているだけだ。


さて、その中村を怒らせているのは、もう一人のクラスメイトでありチームメイトの早川。

そのふたりがなぁ･････

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