【歌い手】余命ゼロだった君から。【男主】

解説４ ページ32

次は最後の方の日記の後ぐらいです。

まずそらるさんです。

そらるさんは読み終わったあと、何か意味があるんじゃないかと言いました。

これは何か察したそらるさんが後から意味を調べ、それで歌い手さんたちやリスナーさんが意味を知る……ということです。

意味は最終的にみんなに伝わるということになります。



ビデオメッセージでは、自分の曲について話しています。

居場所や逃げ場という言葉は、大翔くんが虚無感で何も無くなったときに居場所になってくれたのがセンラさんだったからです。

また、大翔くん自身が音楽で救われた、音楽のお陰でたくさんの人と繋がることができたからでもあります。



歌い手さんたちへのメッセージのところでは、

『……俺と、生きてくれてありがとう。』

と、少し詰まってから話しています。

これは泣くのを我慢したってイメージです。


また、一人一人に空から言っている言葉は、大体が手紙と関連付けてあります。

しかしここは読者のみなさんの解釈に任せたいのでスルーします！

(もし解説がほしい場合は書きます…)



お願いを言うところでは、生きてほしいと言っています。

これは『後追いするな』という意味もあります。


『忘れてもいい』と言っているのは、『わすれてほしい』けど『わすれてほしくない』と伝えたかったからです。

一度そらるさんと話しているとき、『過去の存在』である自分に引っ張られてほしくないと語りました。

けれど何度も言っている通り、忘れられることは何よりも怖いとも思っています。

なので大翔くんは『忘れてもいい』という、読んだ人に委ねるような言い方をしました。

ここでも『死んでも離れない』と言っていますね。


そのあとの『ちゃんと大空に翔上がることはできたのかな』

これは本名の『大翔』と繋げています。

本名を知る歌い手さんにしか伝わらない言葉ですね。


そして最後のお願い。

これはもう会えなくなってしまった小児科病棟の子供たちへの後悔でもあります。

一人でも多くの人の命を繋ぐ手助けが自分の遺産で出来れば…というせめてもの願いと捉えられますね。



日記の後はこんなもんでしょうか。

それでは次は日記と一章を関連付けて解説していこうと思います。



心の声(解説多いなあ…深読みとか伏線好きやな自分…てかひとつひとつめっちゃ語ってるからかなあ…これで伝わってんのかなあ…)

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