兄が私に求婚してくる件について

月永兄妹と婚姻届／2 ページ2

「あ〜Aは可愛いなっ☆」

『そりゃどーも』




ギューと抱きついてくるお兄ちゃんの言葉を受け流す。

そうでもしないと身が持たない。




「結婚したら可愛いAが毎日見れると思うと幸せだなっ！」

『殴るよ？』




「いいよ☆」

『恍惚そうにしないで』




そうだった。お兄ちゃんはこうゆう人だったよ。

妹に殴られそうになって喜ぶとかマジなんなの。




「未来の奥さんに殴られるなら本望だ」

『ここまで来るともういっそ清々しいよ』




「ありがとう☆」

『誉めてないから』




私がそう言うと、「ツンデレなAも可愛い！結婚しよ」なんて言ってくるお兄ちゃん。

何ですぐに結婚に持っていくんだろう。




「Aが可愛いから」

『ふーん』




なんて、冷静を装ってるけど、自分でも頬が染まるのが分かった。

だって、面と向かって可愛いって言われたら照れちゃうよね。




「・・・))ﾊﾟｼｬﾘ」

『いや、なに撮ってんのさ』

「Aの照れ顔っ☆」




・・・

照れた自分がバカだった！！

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