妖怪スペシャルパワーvs妖怪探偵団 (ページ9)

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『いいよ！バトルって、私達でしょ』

1歩前に居た私がゆっくり、優雅に左に歩く。

すると、上から見ると綺麗に半円のような形になる。

私達に叶う人は居ないから！！

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢こっちも負ける気がしないんでね。｣

いつ出現したのか分からないが、姫川さん、小間さん、寺刃さん、雷堂さんの5人と、少し端に玉田さん。

ちょっと人数的にはふりだと思う……

まぁ、相手の強さを調べるにはちょうどいいっ！

『でも、どうやって探すの？』

例の、The対戦の姿勢を崩して言う。

でも、この疑問は私が1番気になっていた。

だってそう簡単に見つかるわけないし、第1、この学校にいるって確証はない。

もっと言っちゃえば、見た目が酒呑君か酒呑童子か、もっと変わっちゃったかもしれない。

つまり、1番見つかりやすくて酒呑君の姿。どこにいるかは微塵も分かっていないけど。

酒呑童子だと、普通の人の目には見えないから何も出来ない。

もっと変わっちゃっていたら、本人が記憶があって、なおかつ、酒呑君の目につかないといけない。

つまり、伊達じゃない……

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢できるよ！俺たちなら｣〈できる！Aなら！〉

えっ……？

酒呑君の声……

でも、なんでA？

酒呑君、私のこと、花崎って呼ぶのに……

って！！！キャラじゃないキャラじゃない！

でも、いまの寺刃さんが、酒呑君に重なったのも事実……

どうなってるの！！！

と、それは置いといて

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢え？生徒会長に頼み込む｣

うん？

この人いまサラッとやばいこと言ってない？

この人がジバニャン……

全然似てない……

ジバニャンってもっとこう、ドライで……キッパリしてて……

やっぱ全然違う……

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢たのもー！｣

え？柔道着どこの？

ﾄｳﾏ｢中2を1回経験してるけど、現中1だから中1視点で言うけど、この(柔道着で扉をぶっぱなしてる)人と同い年か……｣

ト、トウマ

ｱｷﾉﾘ｢確かに……でも、トウマ。もう手遅れだ。このクラスに、花がつく、やばい人がいるんだから｣

……？

私のことじゃないよね？(圧)

ｱﾔﾒ｢そ、そんなことないよ！その、花がつく人だって、ちゃんと優しい子だよ！私達を失って泣いてくれた人だもん！それに、柔道着で部屋に入るのも何かのこだわりだと思うよ｣

と、言いながらもちょっと苦笑いのアヤメ。

おい！

演技でいいから苦笑い隠せや！