絆トリップ~戦~ 【忍たま】

いざ、参る! ページ41

Aside

『……皆、離れててね。

……こりゃ多いな……。』

私の10m後ろには学園の皆がいる。

距離はこれくらいとっておけば大丈夫かな?

とは思ったものの……相手方は私1人に対して10人、いやそれ以上の能力者達を連れてきたらしい。

そして、それは現れた。

「やぁ、久しぶり。

Aちゃん♪」

『気持ち悪ぃ』

「何だい?久々の再開じゃないか!!

もっと喜ぼうよ〜!!」

とか言っているが、正直相手の事は覚えていない。

留三郎「A!大丈夫か!?」

留三郎が呼びかける。

その後ろにはしんベヱくん、喜三太くん、平太くんが心配そうにこちらを見ていた。

『大丈夫だ、それから留三郎!!』

留三郎「何だ、A!?」

『私が戦ってる間、お前は上級生の中でいざという時のために指示できるよう、リーダーになってくれ!!』

留三郎「はぁ!?何言ってんだ!!

俺なんかに務まるわけ……」

文次郎「ごたごた煩いバカタレィ!!」

ここで文次郎の怒声が響き渡る。

文次郎「緊急事態だ!!

六年生なら、これくらいこなしてみやがれ!!」

留三郎「文次郎……」

作兵衛「……留三郎先輩っ!!」

留三郎「作兵衛……わかった。

Aが奴らと戦ってる間、俺が皆に指示をだす!!」

『……よし、それなら少し安心

さてと、早速アンタらの相手させていただこうか!!



小野寺!!』

そう言って走り出し、殴りかかる!

小野寺「っ!?

……何だよ、覚えててくれてるじゃんか!!」

『ごめん、今の今まで忘れてたわ。

さっき思い出した。』

そう言って拳を小野寺の顔面にぶち込む。

勿論当たったので鼻血を出しながらぶっ倒れた。

『行くぞおらぁっ!!

突っ立ってると死ぬぞ!!!!』

そう言って敵の中に突っ込む。

そして……

『喰らえっ……晴天の…………霹靂っ!!!!!』

ドォンっ!!

ビリビリビリ!!!!!

雷を落とす。

地響きがして、地面がゆれた。

今ので半分くらいは戦力を削げただろう。

「隙あり!!」

そう言って敵の1人は生徒達に向かって銃を打った。

「「わああっ!!!!!」」

大丈夫だよ、皆……。

『氷壁!!!!!』

氷の分厚い板を展開させ、バリアにする。

伊助「あ、あれ……?」

藤内「こ、氷の壁だ……!!」

兵助「す、凄い……これがAさんの力……」

皆が呆気に取られてる間にも、敵を薙ぎ払う。

そして、呪文を唱えておおぬさを召喚する。

『武装チェンジ!!』

するとおおぬさは形を変え、薙刀に変形した。


『薙刀、得意なんだよね〜』

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