天女の追手2 ページ24
Aside
『…………この辺りかな』
私は今、裏山に来ていた。
というのも、先程久々知兵助くん達と一緒にいた時、未来からの追手の気配を感じたのだ。
やはり私の事を追いかけてきていたのだ。
忍術学園の皆を巻き込むわけにはいかない。
私1人で何とかしなくては……。
そう思っていたのだが、事は上手く運ばないらしく……。
『あの子達……もしかして、2年生?』
学園内で見かけなかった2年生の子達がここで授業をしていたのだ。
『まずいな……確実に巻き込んじゃうよ…………。』
どうしょうかと考えていると2年生が私に気づいた。
左近「て、天女っ!?」
三郎次「何で天女がこんな所に1人でいるんだ!!?」
久作「まさか……俺達を始末しに来たのか!?」
『何でそうなるの!?っていうか、2年生って君達4人しかここにいないわけ?』
しろ「そうなんだな、僕達ここで補習授業やってたんだな。」
『成程……で、それはもう終わったの?』
左近「終わったけど何なんだよ……」
『この辺危ないから早く学園に戻った方がいい』
久作「何言ってるんだよ、誰もいないじゃないか」
『君達には分からないかもだけど……ヤバイな、こんなに追手が来てたなんて思わなかった……』
しろ「もしかして、囲まれたんだな?」
『……そうだね、君の言う通りだよ。』
するとどこからか声が聞こえた。
以前にも聞いたことがある声。
「A、やっと見つけたぞ……。」
姿が見えない人の声に2年生がビックリして私の後ろに隠れる。
『おかしいな、あんたは私が殺したはずだけど？』
「アンデッドの能力者なのでな、不死身なんだよ。」
……めんどい奴が来たものだな……。
『何で、私を負ってくるわけ?』
「そりゃお前の力は便利だからだよ。
利用させて欲しいんだ。」
『あんたらの場合悪用でしょうが!!
言っとくけど、この時代の人達に指1本触れさせないからな!!』
そう言って2年生を全員担ぐ。
しろ「うわわっ」
三郎次「なっ、何するんだ」
『飛んで学園に帰るぞおらぁっ!!!!!』
そう言って私は1枚のお札を懐から取り出す。
そしてお札に呪文をとなえると、私達の身体が浮いて、上空へと上がった。
皆「す、すげぇっ!!」
『気を緩めないで。遠距離射撃出来るやつもいるかもしれない……皆私から離れないで!!』
そう言って私は2年生全員を抱きしめるとフルスピードで学園まで飛んでいった。
『うおおおおおっ!!』
左近「うわっ!?池!池に落ちるうぅ!!!!!」
『やば』
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蘆屋 満(プロフ) - aiさん» コメントありがとうございます!えっと、作者的にあまり気にしてなかったんですけど、心開いた相手には明るく、その他、初対面や敵対した時はクールな感じです (2019年7月11日 19時) (
レス) id: 9c4fb8bc1a (このIDを非表示/違反報告)
ai - この夢主の性格ってどんな感じですか？最初らへんはクールな感じかなと思っていたんですけど、途中から明るい性格になっていたので。 (2019年7月7日 0時) (レス) id: e31b93b0dd (このIDを非表示/違反報告)
蘆屋 満(プロフ) - 月花道蒼斗さん» いつもコメントありがとうございます!!褒めていただいて本当にうれしいです!!これからも頑張りますね!! (2017年7月24日 23時) (レス) id: c48c6a241a (このIDを非表示/違反報告)
月花道蒼斗(プロフ) - 戦闘シーンカッコいい!なんか、ドキドキしちゃいます!そして、団蔵への兵太夫のツッコミが好き! (2017年7月24日 11時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
蘆屋 満(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!!バトルスタイルは私の趣味ですwこれからも頑張ります!! (2017年7月24日 0時) (レス) id: c48c6a241a (このIDを非表示/違反報告)
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