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「Aちゃーん！」
爽が去ってから数分間を空けて教室に入ると、クラスメイトの一人が慣れ慣れしく抱きついてきた。
おはよう、と営業スマイルを浮かべて返事をすると、間髪入れずに、一昨日の話＿＿姉の告白騒動について話し始めた。
「聞いた？2年生の夜城先輩、告白失敗したんだけどね、その後脅迫みたいなことしたらしいの」
やばくない？と真顔で問いただしてくる。
「まさか……だよね。そもそも、朝凪くんが断るとは皆思ってなかったもんね」
今すぐにでも笑い出したい気持ちを抑えて、心にもないことをつらつらと述べる。
本当は、爽が振らない訳がないと、告白の噂が流れてから確信をもっていた。
何故なら、呼び出しのラブレターが爽の手元に届いてから、ここまで全て＿＿私と爽が描いたシナリオ通りだからだ。
脅迫の話は予想外ではあったけれど、余計なことをして騒動を広げてくれた姉の取り巻き達には感謝しかない。
告白が実行されたのは、呼び出しのラブレターを受け取った次の日。これは良いチャンスだ、と爽と夜通し計画を練り、事をなるべく大きくするように思慮を巡らせた。
「ね〜。でも、爽くん好きな子は安心してたよ！まだ入学から1ヵ月半くらいしか過ぎてないのにすごい人気だよね！もう夜城先輩以外にも告白した人何人かいるし！」
「凄いよね。……あれ」
気が付いたときには、抱きついていたクラスメイトは、違う子に話しかけに行っていた。よくあることだから、と気にせず自席に着いて荷物の整理をする。
爽はというと、いつも通りクラスメイトたちに囲まれていた。女子だけかと思えば、意外と男子も爽を囲んでいたりする。
そんな爽を横目に、おもむろにスマホを取り出して、そらるさんの曲をイヤホンに流す。
イヤホンを耳に付けた状態で机に突っ伏しから数分経ったところで、先生が教室に入って来てHRが始まった。
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らむね - え…すこ← (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか＠狂花水月(プロフ) - ゆーひさん» 忘れるわけがない笑笑 嬉しいって言ってくれると私もすごく嬉しいです◎ ありがと！！更新頑張ります(`･ω･´)b (2020年4月9日 17時) (レス) id: 2fccda524d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ - よかった！覚えててもらえた！！笑 またりょうかの小説読めて嬉しい！更新頑張ってね！ (2020年4月9日 14時) (レス) id: b9150210a3 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか＠狂花水月(プロフ) - ゆーひさん» え待ってゆーひ？！めっちゃ覚えてるよ……！！実は大好きな作者さんが最近復帰してて、それ読んだら私も復帰したくなっちゃったんだよね笑笑 ありがとうございます……(´；ω；｀) (2020年4月8日 23時) (レス) id: 23902dfb1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ - なんとなく占ツクみてたら、復帰しててびっくりした！！私のこと覚えてるかな・・・？リメイク版も素敵でした♪ (2020年4月8日 21時) (レス) id: b9150210a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょうか＠狂花水月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a812e7560b/
作成日時：2020年3月31日 13時
