確定イベ ページ9
Aside
歩幅を合わせてくれているのだろうか。いつもは走っているのが常だったからか、こういう風にとなりで歩いたことがなかったなぁ、と考えながら歩く。
フ「勉強会楽しかった？」
横目で私の方を見てそう聞いてくる。
『山場押さえようと思ったら全部しろって言われて死ぬかと思ったけど何か？』
トレイ先輩には失礼だけどぶつくさ文句を言っていたら、
フ「じゃあ俺に教えてって言えばいいじゃん」
『…はい？？』
いやいやだって絶対めんどくさいとか言うでしょ？？
『いやだって、フロイドだって自分の用事ぐらいあるでしょ？』
と嫌でも上目遣いになる形でフロイドと向き合うと
フ「俺とやりたくないわけ？」
そうまっすぐ見つめられる。オッドアイの瞳は見慣れていたはずなのに無駄に胸が弾ける。
『いや、あの、ええっっとですね、か、顔近い…』
わざわざ背中を折り曲げてまで私の真ん前に顔を近づける。
フ「俺とやりたくないの？？」
両頬を柔らかく包まれ、もう一度問われる。
か、顔が綺麗すぎるし、なんか色々とオーバーヒートすぎる。いつものあの気だるげなフロイドはどこいったんだ。
いつもなら何も思わなかったのに、心臓がばくばくいって止まらない
フ「ん？早く言ってよ小金ちゃん」
『あ、あの、一緒にやり…ま…しょう…』
と変な敬語と、視線を反らしながら言うと
フ「えっ？！俺とやりたいとか、小金ちゃんの変態っっ！俺襲われるじゃん！！ジェイド〜、アズール〜！！」
『はっっ？！まじで何？！襲わないしバカ言わないで！ってか冗談とかほんとさいあっ……！』
最悪と言おうとしたその言葉はフロイドの口で塞がれる。
ゆっくりと外される
フ「冗談で言わねーよ。明日の放課後まっててねぇ〜」
と颯爽と去っていくフロイド。いつのまにかハーツラビュル寮に着いていたらしい。
口元を押さえ真っ赤になる自分のことで精一杯だったからか、同じく顔が赤くなっているフロイドのことに気づくことはなかった。
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たこきんぐ(プロフ) - Nunuさん» そういってもらえて嬉しいです！！そろそろ最終章なのでぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年6月12日 21時) (
レス) id: c9965e5c6e (このIDを非表示/違反報告)
Nunu - この作品が大好きです！気を病めずに頑張ってください！応援してます。 (2020年6月12日 2時) (レス) id: 5f379f33ee (このIDを非表示/違反報告)
ノコ(プロフ) - 溜まっていると聞きまして...めっちゃ楽しみです！！！待ってます！！ (2020年5月21日 18時) (レス) id: a7f52ab7e6 (このIDを非表示/違反報告)
たこきんぐ - ノコさん» ありがとうございます。本音を言うと少し辛く感じていた所もありましたが(もちろん自分のせいですが…)救われたような気持ちになりました。これからもよろしくお願いします。 (2020年5月17日 0時) (レス) id: 1113f8532e (このIDを非表示/違反報告)
ノコ(プロフ) - 主様の作品、とても素敵だと思います。あまり気負わず、主さんのペースで頑張ってください。応援してます！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: a7f52ab7e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこきんぐ | 作成日時：2020年5月15日 20時
