飛球【オリジナル】【男主】

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飛球

野球で言うフライのボール

高く高く飛んでいって、力尽きて落ちてくる

ただキャッチされてアウトになるしかないあのボール

けどもしかしたらそのボールには予想だもしない勢いがあるかも

風でどこかへ押されるかも

落ちてこないで上がり続けるかも

これは僕があの人の横で過ごしていくうちに

未来に希望を

闇に光を

絶望に希望を

飛球を見た

記録だ

僕らはみんな迷子だったんだ

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”飛球”

殺人事件など珍しくない、窃盗なんてものは罪にも問われない
そんな世の中をつくるのは、誰もが当たり前に持つ、なにかしらの超能力
裏の世界が表の世界で当たり前になったこの世界で、絶対的な力を持つわけでもなく、しかしその名を知らない人はいない。一見変わった呼び名を持つ男がいた。
その男について本当のことを知っている人はいない
けれど皆がその人についていく
恐怖でもなく、洗脳でもなく、皆口を揃えてこういう
”あの飛球に可能性を見たんだ”
”どこまでも飛んでいくんだ”

画像は人間(男)メーカー(仮)さんで作らせていただきました執筆状態：連載中